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映画に愛をこめて アメリカの夜 (1973)

LA NUIT AMERICAINE/DAY FOR NIGHT

監督
フランソワ・トリュフォー
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4.15 / 評価:144件

傑作

映画監督は星の数ほど存在するが、その中でも私が一番好きな監督はフランソワ・トリュフォーである。
彼の作品は素晴らしいものが多いのだが、私はこの「アメリカの夜」が「大人は判ってくれない」と並ぶ傑作だと考えている。

この作品は、映画監督が幾多の困難を乗り越えて映画を撮影する物語である。

この作品には、いくつかの楽しみ方がある。
まずは、「フェラン監督」という架空の映画監督の物語を追っていく方法。
なんの予備知識もなく、純粋に物語を楽しむことができる。
次に、フェラン監督をトリュフォーと重ねて観る方法。
これによって、映画のリアリティーが格段に上がる。と同時に、映画監督としてのトリュフォーという人間を垣間見ることができる。
最後は、予備知識を持って観る方法。
ネコがミルクを飲まないシーンや、年老いた女優が台詞を覚えられないシーンなどは、他の作品で実際に起こったことを作品に取り入れている。
また、ベイカーとの会話をそのまま映画の台詞にしているシーンがあるが、これはトリュフォー自身が実際に行ったことである。(相手はカトリーヌ・ドヌーブだったか)

他にも、ジョエル(ナタリー・バイ)のモデルがシュザンヌ・シフマンだろうことなど、知れば知るほど観る楽しみが増えていく。この作品には、現代映画にはあまり観られない「奥深さ」を持っている。(これはこの時代の作品に見られる傾向であるが)何度観ても色褪せない。傑作と呼ぶにふさわしい作品である。

詳細評価

物語
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