愛すべき甘ったれ小僧
- Illmatic さん
- 2008年4月27日 21時47分
- 閲覧数 150
- 役立ち度 10
- 総合評価
トリュフォー作品は何本か観たけど、
ようやく傑作と出会えた。
冒頭の壮大なワンシーンワンカットにまず圧倒される。
「黒い罠」へのオマージュだろう。
ちょっと多過ぎる?ほどのフランス的トラブルに見舞われながら、
映画完成への道を突き進む、監督、役者、裏方たち。
揺るぎない映画愛が心地イイ。
トリュフォーの分身ジャン=ピエール・レオが、
愛すべき甘ったれ小僧を好演。
なんとも情けない姿が楽しい。
ジャクリーン・ビセットの繊細な美しさは、
ノイローゼのハリウッド女優役はピッタリ。
化粧係のキュートなオディール、
キャリアウーマン的なスクリプターのジョエル、
愉快な小道具係のベルナールと
裏方陣も最高。
見終わった頃には不思議とみんなに愛着が。
ジョルジュ・ドルリューの音楽も◎。
詳細評価
イメージワード
- 未登録
このレビューは役に立ちましたか?