映画への情熱を感じる・シネマのムービー
- あらん・ぱち~の? さん
- 2008年7月17日 17時41分
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- 総合評価
フランソワ・トリュフォー監督が自ら監督役で出演している、映画制作の現場を描いたフランス映画です。
監督がトリュフォーである事と、主演がジャクリーン・ビセットである事に惹かれてレンタルしてきました・・・。が、ジャクリーン・ビセットがなかなか出てこない・・・。監督を始め、俳優、カメラマン、スクリプト、小道具係り等々、映画制作に関わる人々が撮影現場や宿泊施設で慌しく動き回る様子が描かれていきます。
何時になったらジャクリーン・ビセット出て来るんだよ・・・。と、怒りにも似た感情が込み上げて来た中盤、飛行機に乗ってお目当ての彼女が登場。「ジャクリーン、キターーー!!」歓喜する私。小僧の頃『スクリーン』や『ロードショー』といった映画雑誌でよく見ていた彼女。憂いのあるグリーンの瞳が印象的な女優さんです。やはり綺麗だ・・・懐かしいっす・・・。
ジャクリーン登場により心穏やかとなったせいか、この作品を興味深く見る事が出来るようになりました。撮影技術が出てきたり、出演俳優たちのドタバタの様子も楽しいものですが、やはりこの映画が強く感じさせるのは、映画制作に関わる人々の情熱です。思った通りには行かず、様々なトラブルにより撮影は難航します。しかし、それでもより良い作品を作り出そうとする監督や裏方、そして出演者たちの姿に感じ入ります。
映画制作に関わる全ての人たちの情熱の総和が名作を作り出す。映画人の映画への愛や情熱が嬉しい。そんな映画ファンの心に響く映画だと思います。
DVDには特典映像等もあり、トリュフォー監督やジャクリーン・ビセット等の出演者を始め、映画監督のブライアン・デ・パルマやコロンビア大学映画学科の教授がこの作品について語っており、自分では気付かなかった事や知らなかった事も多々ある内容で、こちらも興味深いものでした。
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