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栄光何するものぞ (1952)

WHAT PRICE GLORY

監督
ジョン・フォード
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4.50 / 評価:8件

隊列または教育

  • 文字読み さん
  • 2009年8月29日 1時54分
  • 閲覧数 493
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

1952年。ジョン・フォード監督。第一次世界大戦末期の独仏国境にやってきたアメリカ海兵隊の大尉と軍曹。二人の男が一人のフランス娘を取り合って、という話。とはいえ、フランス映画の伝統に則って結婚だけは避けようとするし、ライバルの二人が心のなかでは親友みたいな安い話でもありません。問題になっているのは「隊列」であり「教育」です。

軍曹は新兵の教育係としてやってくるのですが、やっているのは隊列と行進。そして重要なのは、その傍らでフランスの女子学生たちも隊列を組み行進していることです。当然のように新兵と女子学生が恋に落ちると、彼らは隊列をひとり離れ、または相手の隊列のそばにひとりでよっていく。教育としての男の隊列と女の隊列。隊列と個人。

歩調を合わせて進むことが隊列なのだから、映画のなかに出てくる、軍隊を辞めるかどうか、結婚するかどうかとかいう問題も、すべて「隊列」に「個人」がどう対応するかの問題。それを学んでいく教育的な映画なのです。最終的に二人の男は軍隊に戻っていくのですが、二人が学んだのは、さしずめ、逃げることはできないのだから、命令ではなく「個人」の意志として「隊列」に自主的に加わることが自由なのだということらしい。

すばらしい映画なのですが、どうもジェイムズ・キャグニーが苦手で。。。

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物語
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