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バラカ (1993)

BARAKA

監督
ロン・フリック
  • みたいムービー 6
  • みたログ 9

4.50 / 評価:2件

一時間半の人類詩

  • bittch_hiker さん
  • 2010年4月19日 21時58分
  • 閲覧数 615
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

コヤニスカッティよりもこちらのほうが断然好み。

ナレーションが一切ないこと、音楽と映像の力だけで感動を与えようとしているところなど、
双方コンセプトやスタイルの上で近いものを感じます。

コヤニスカッティではせわしない大都市の活動や工場の流れ作業など『文明悪』の部分により多くの時間が費やされているようだったのに対して、
バラカの方は、
現代消費文明のスタンダードから見ると異形とも映りかねない世界各地の敬虔な信徒の行い、スーダン南部やインドネシアの少数民族などの奇妙な習慣や儀式の映像がふんだんに取り入れられていて、スピリチュアルな要素を前面を出しているといえるかも。

出てくるモニュメントや風景などはこの手の環境映画ではお馴染みのものばかりですが、やはり一流のカメラマンと編集者の手にかかるとは違いますね。

構図と視点、カメラの動きやスピードが素晴らしく、まるで自分がその場にたたずんでいるような臨場感がある。

つなぎもまた絶妙で、夢のようにイロジカルで連想的なシークエンスのなかにもちゃんと山場があって、まるで一篇の壮大なシンフォニーを聴いているような強い感動を要所々々で覚えられる。

毎日がせわしくなく、どうしても目先のことにとらわれがちになってしまう現代人にとってこそ、
わずか一時間半の間にこのように言葉を介さず、映像の力だけで人類史を『総括』できるのは貴重な体験ではないでしょうか。

一本の映画を見ていて、宇宙の無限と生命のかけがえのなさをこう強烈に感じるのはそうあることではないです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • ファンタジー
  • スペクタクル
  • ロマンチック
  • 不思議
  • 切ない
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