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恋の情報網 (1942)

ONCE UPON A HONEYMOON

監督
レオ・マッケリー
  • みたいムービー 1
  • みたログ 11

3.71 / 評価:7件

何とも風変わりなラブ・コメディ

  • omoidarou さん
  • 2013年8月9日 1時22分
  • 閲覧数 447
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

恋愛ラブ・コメディながら、何とも異色な作品です。
ジンジャー・ロジャースの結婚相手となる男爵が訪れる国がオーストリア、チェコ、ポーランドと次々とナチス・ヒトラーの支配下になっていくという不思議な背景のなかで芽生えるグラントとロジャースの恋。

懐かしい映画です。テレビの深夜劇場でこの映画を見たのが中学1、2年生の頃。今から49年前でしょうか…。
深夜劇場という名が何となく下品だったせいか、ミッド・ナイト・シアターとか名前を変えながら延々と数年間放映されていました(TBS?)。何のことはない、同じ意味でした。
昔うちにあったテレビはイヤホーン端子がなくて、深夜の1時2時に音を出していると、隣の部屋で疲れて寝ていた父親が「中学生がこんな時間にテレビ見て何だ!うるさい」といって叱るので、音漏れが弱まるようにテレビに布団をかぶせて近距離で見つづけていたら、高校生になたとき、たった2年間で視力が1.5から0.3に一気に落ちてしまったことも、今となっては懐かしい思い出です。

アステア・ロジャースのミュージカル・コンビで一世を風靡した女優ジンジャー・ロジャースとミスター・エレガント、ケーリー・グラントの競演とあって興味津々で鑑賞したのがつい先日のように思い出されます。
数々の浮き名を流した恋多き女優ジンジャー・ロジャース、この頃長年の恋のお相手はケーリー・グラントだったとか。
。この作品の5年前の「踊らん哉」(1937年)ではロジャースが歌い踊るシーン、ガーシュインの「They All Laughed」の撮影現場にグラントが見学にくるほど熱々だったといいます。
道理で、演技の呼吸もぴったりのわけでした。

ラジオ放送のニュース解説者というのがグラントの役どころ。粋で洒落た彼の口から、ヒトラーだゲッペルスだヒムラーだと名前があがること自体が、何とも不思議。
ニュースねたを求めているうちに、やばい親ヒトラー派の男爵と、そうとは知らず玉の輿結婚をしようとしているアメリカ人女性と出会い…、さて、という映画。
合間合間にドイツ軍の進軍シーンが実写フィルムで何度もはさまれるのが異色。
爆撃でビルが崩れ落ちたり、戦時下のエッフェル塔を背景に恋を囁いたりと、不思議な感覚に満ちている恋愛映画。
この作品が製作された1942年はエルンスト・ルビッチ監督の爆笑戦争喜劇「生きるべきか死ぬべきか」も創られているから、「恋の情報網」が風変わりということもないのかもしれない。

そうそう、名作「心の旅路」や「カサブランカ」も1942年作でした。
とにかく1940年前後というのは白黒の面白い映画が目白おしです。
「市民ケーン」や「哀愁」「断崖」などもありましたねえ…。
映画史に残る傑作の森、ひとつのピークを形成しているように感じますね。

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