栄光のル・マン
3.7

/ 161

25%
37%
25%
9%
3%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(39件)


  • sss

    2.0

    何が良い?

    何を楽しめばいいのか分からなかったが、会話が少なかったので字幕を読む手間は省けた。 /3.5(202109)

  • kat********

    3.0

    どうやって撮ったんだろ?

    内容はサッパリでしたが、走行時のカメラワークやクラッシュシーンはどうやって撮ったんだろ? ホンモノのレーシングカーを壊してない?? 考え様によってはスゴイお金掛かった映画??汗 と言った感じでレース映像には一見の価値があると思いました。

  • izq********

    3.0

    ネタバレひとつのレースを観戦した気分

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mat********

    4.0

    かっこいい

    ル・マンのスタートからカッコいい映画。マックイーンとクルマが好きな人なら好きになる映画だと思う。 ちょっと中だるみにはなるが、レースのリアリティさはこの映画が撮られたCGのない時代にしては良くできてると思う。 1つ気になったのが走ってるクルマの場面を何カットも撮って編集でつなげてるのか、終盤のクルマの汚れ方が急にきれいになったりまた汚れたりしてるのが目についた。

  • ame********

    1.0

    ル・マンのドキュメンタリー全体的に退屈

    セリフもドラマ性も無くて記録映画みたいだ 始まって40分でようやくセリフが二言三言 この映画スティーブマックィーンの肝いりだったらしいけど よっぽどル・マンが好きだったんだな 同じ思いを共有できる人の心には刺さるのでしょう クラッシュシーンはホンモノよねこれ迫力有る

  • NUG

    1.0

    栄光のスティーヴマックイーン

    スティーヴマックイーンありきの評価ではなかろうか。 映画として何ら面白くないのだが。

  • vap********

    4.0

    ネタバレまじめにカッコイイ、レース映画

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tan********

    4.0

    ル・マンを描いた貴重な作品!

    レースファンなら、誰もが知っているであろうル・マン24時間耐久レース。 世界三大レースの一つと言われ、フランスの片田舎、ル・マンの街で開催される歴史と伝統ある過酷なレース。それをこの作品は描いていますが、主役はこのコースと24時間、戦い続けるマシン達と言っていいでしょう。 映画としての娯楽性を高めるための余計な細工は一切なし、ひたすらに疾走するマシン達をメインに描き、実際のレース映像と撮影の為の模擬レースの映像を使って作られているとの事で、本物の迫力があります。 主人公を演じるスティーブ・マックィーンもセリフなどは少な目ですが、かっこいいですね。彼はポルシェチームのドライバーで運転するのは、917kというモンスターマシン。空冷のフラット12気筒を搭載した名機で、エンジン上部に強制ファンが付いているのが特徴でした。 そして水色とオレンジのボディカラーはマニアの方ならわかるはず、ガルフオイルのカラーリングです。当時のポルシェチームの実際の監督が、ジョン・ワイヤーという名監督で、彼とガルフは60年代後半からスポンサーとして太いパイプラインを持ち、ル・マンを戦っていました。 68年以降、ル・マンで勝ち続けた、ガルフカラーのフォードGT。このチーム監督も実はジョン・ワイヤーでした。FIAのマシン規定変更と初期の目的を達成したフォードは、69年でル・マンから撤退。70年以降からジョン・ワイヤーはポルシェチームを優勝させるべく、ガルフポルシェチーム監督として参戦していました。 このポルシェと優勝争いをするのがル・マンの王者と言われたフェラーリです。フェラーリは水冷の12気筒エンジンで、馬力で勝るフェラーリか、車重の軽さで勝るポルシェか、壮絶な競り合いが繰り広げられます。 カメラワークも凝っていて、路面すれすれにセットしたカメラ車での並走撮影で、車高の低さとスピード感が圧倒的です。夕方4:00に始まり、夜をむかえ、朝が来る・・・そしてまた夕方の4:00にレースが終わるという、ル・マンの24時間を描いた貴重な作品。まるでドキュメントのような、レース映画です。 レース以外、ほとんど余計な話が無く、マックイーンの目を通して、ひたすらレースを戦うドライバー達と疾走するマシンを描いているので、本当にモータースポーツファンの方にしか,おすすめしませんが、ガルフカラーの917kとフェラーリがまだル・マンを戦っていた頃の耐久マシンを見れる貴重で素晴らしい作品だと思います。

  • bpp********

    4.0

    ル・マン追体験!

    最初の30分全く台詞が無いことに驚きました。ドラマはあくまで選手交代した時にだけ展開する潔さ!これには賛否両論あるが、レースの臨場感を追体験するには最高の構成と演出を選択したスティーブマックィーンは間違っていない。試合中に競技以外の事考える馬鹿はそもそもアスリートになれないのだから。 見終わった後これの製作過程を知りましたが、本物の映像と本物のレーサーに運転してもらった映像を組み合わせて作ったからこそ実際のレース中継ではあり得ない構図やバトルが見られたんだなぁと納得した。昔のレース映像は汚い映像ばかりだから歴史的にも価値のある資料だと思う。 本物のレース中継より臨場感があるフィクション!カーレース好きには堪らない体験型ムービー! 映画館だったらエンジンサウンド凄いのかなぁ?映画館で見たいと思う作品。

  • 鉤家率直

    5.0

    レース映画の最高傑作

    半世紀前の古き良きルマンの映画。個人的にはレース映画の最高傑作。華燭しているところはなく、マックイーンのセリフも少なくて淡々とレースが進んでいく。 マックイーンがポルシェ911に乗ってルマンに到着するシーン(撮影用に使ったこの車をマックイーンは後に自分で買い取った)から、観客がルマンに押し寄せてくる場面、スタートのシーンまでの盛り上げ方、そしてスタート2周目までが導入部のクライマックス。今まで100回は見た。途中、中だるみがあり、最後、ゴール直前のデッドヒートへとなだれ込んでいく。 実際の耐久レースを観戦していても、現実にこの通りに時間は過ぎていくので、まるでサーキットに居合わせているよう。 現代のようなハイテクではなく、油臭く黒い排気を撒き散らしながら暴力的なパワーでコースを走り抜けるマシンがカッコ良い。(撮影時には実際にジャッキーイクスなんかがドライビングした!) 恋愛模様や夫婦愛も語られるが、徒らにスポットはあてていない。 ストーリーに押しつけがましい抑揚はつけていないので、そういうものを求める人には不向きかと。 昔のレーシングカーはカッコ良かったね、耐久レース観戦ってこういう感じだよね、という人向き。

  • pin********

    5.0

    ネタバレRP1に触発されて(1)

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • sou********

    3.0

    懐古趣味のおじさまへ…

    無声映画を除けば、世界ランキングで上位に入るほどセリフが少ない。そして、大したストーリーもない。ざっくり言えば、ル・マン24時間レースのダイジェスト。 良いなぁ、と思うのは、昔のレースカーとル・マンのコースが観れる事だけ。マックイーンになんの感情も持たない世代なので、映像を一生懸命撮っただけの俳優業サボり作品では?なんて思うくらい。 セリフがない代わりに、俳優にとって表情だったり空気感だったり仕草や間が大事なのだろうが、こっちとしてはル・マンをどれくらい上手く描いているのだろう?ってスタンスなので演技がどうのこうのとか興味もない。 そもそも、この映画を観てみようと思いたったのはミーハー的な動機で、トヨタが日本人ドライバーを擁してル・マンを勝ったからだ。 実は、初めて四輪耐久レースを今年のル・マンで体験(と言ってもTV観戦)。 バイクは鈴鹿8耐なんか観ていたのだが、24時間ってのがネックで…ル・マンはちょっとねぇ…って感じだった。それに、スプリントレースばかり観てたら、粘って粘ってのレースはねぇ…というのもあった。 ところが、初めて観た年に日本モータースポーツ界の快挙!思わぬ感動に遭遇。 プロジェクトに長い間携わったメーカーやエンジニアやメカニックなどの人々と、レース中のミッションを冷静に忍耐強く遂行したレーサーの努力の結晶を観てしまった。 初観戦のル・マンは、とても美しいレースだった。 現代の技術革新した車でも、レーススピードで24時間を走り抜く困難は画面を通してひしひしと伝わる。無事に夜を越えた時や、ゴールを迎える数分前、栄光の瞬間は、胸が熱くなった。ピットに居るみんなで肩を組み、ゴールを待つ姿に涙腺が緩む。 全てのレースは、レーサーだけの物語ではない。例えが変だけど、ガンダム作ってもニュータイプが乗らないと意味がないし、ザクにニュータイプ乗せても意味がない。良い車を作る努力とその性能を引き出す努力が最高点で結集した時に、初めて勝利の女神にプロポーズする権利が得られる。 そこから先は、女神さま次第。どんなに良い走りをしても、事故に巻き込まれる事もある。特に、長時間レースともなれば…運ってのも必要だろう。 ル・マン24時間レースの美しさは、出場するチームの全員が演出しているように思った。悲喜こもごもの人間ドラマが、車という機械を通して感じ取れた。 その勢いで、この映画を…。 と思ったのだが、レーサーに重きを置き、構成はレースダイジェスト的な感じなので、僕がトヨタ優勝のル・マンに感じたような素晴らしさがほんの少しもない。メカニックのドラマはほぼ割愛。タイヤ交換やちょっと車の修理をしたりはするが、「俺たちの車を絶対完走させちゃる!」的な演出はゼロ。 レーサーばかり見ていれば満足する方には、これぐらいが良いのだろう。それに、レーサー命がけ演出がお好みならばなおのこと。 多くの犠牲があり安全性は高くなったのだが…。そこを勇気と表現されてもねぇ。 興味深いのは、どこまで正確に当時のレースを表現できているかわからないが、今のレースと色んなシーンで異なるものがあった事。 その1。そりゃ、死ぬでしょ。と思うくらいエスケープが無く、直ぐガードレール。映画でも、大クラッシュがある。 その2。車の性能なのか演出なのか、スピンするとクルクルとコマのように回る。 その3。クラッシュがあると、事故車の真横に立ってマーシャルがイエローフラッグを振る。これが一番マジか⁉︎だった。コース上に出てフラッグを振るのだが、他の車は直近までレーススピードで走る。発見が遅れた車は、慌てて急ブレーキ急ハンドルでガードレールへ…。更なる事故発生。時間差で起きるマルチクラッシュは、ヒューマンエラーでしょ。 その4。ピットレーンとホームストレートは白線だけで区切られている。ビュンビュンとホームストレートを車が走る直ぐ横でせっせとピット作業。ホームストレートで事故ったら、ピットクルーは大惨事間違いなし。 この映画の表現が事実ならば、レーサー命がけというより、昔のレース関係者は全員命がけだ。 さらに、あぁ、コレが噂の!ってのも映像にある。 ル・マン名物、高速回転の観覧車。 古びた観覧車がメリーゴーランドが縦回転になったのような速度で回るのは、カーレースとは別のスリルがある。 この映画と本物と比べたら、必ず本物が良いと思うだろう。 しかし、24時間の観戦は、観るものにも耐久を強いられる。僕は、インチキしてスタート生中継、途中から録画で…細切れに毎日少しづつ観て1週間で完走。結果がわかっていても凄く感動!事実は小説よりも奇なりってヤツですわ。机上じゃ描けないドラマがあるね。 そんな暇あるか!って人で、上っ面だけでもル・マンを知りたいってパターンならどうぞ。

  • fg9********

    5.0

    4歳の小児に2度見させちゃうのだ

     …今から半世紀弱も前の1971年の作品だ。  …あらすじは、解説のとおり。  「ル・マン」がフランスの地名であることも知らない車オンチなオラッチだったが、同地で開催される24時間耐久レースの模様がドキュメンタリー・タッチで描かれている。  主演はスティーヴ・マックィーンだが、真の主演はブルーのポルシェとレッドのフェラーリのレーシングカーだ。  全体の7~8割がレースのシーンで占められ、ストーリー的には、スティーヴ・マックィーンの乗るポルシェが何で早々に離脱?  また、結末も王道的な締め方ではなかったが、あれはあれで良かったのだろう。  なお、余談だが、「カーズ」大好き人間の4歳の孫にこの作品を見せたら、食い入るように見詰め、最期まで観終わったと同時に、もう1回観るときたので何とも驚いた。  4歳の小児に2度見させちゃうのだから、これはもう☆五つ上げるしかないだろう。

  • bar********

    5.0

    超高速の美しさ

    スティーブ・マックィーン主演、かつ彼のプロダクション企画という骨太カーレース映画。 セミ・ドキュメンタリーだとか、物語がないだとか、映画としては微妙だとか、好き嫌いが激しい人の悪口としか思えないくらい、良い映画だと思います。 物語がないからこそ、いいんじゃないでしょうか。 この映画は単にル・マンのレースの顛末を扱ったものです。マックィーン演じるデラニーが昨年衝突して殺してしまった相手ドライバー……その未亡人であるリサの関係など、語られるエピソードはいくつかありますが、タイヤの摩擦音や、エンジンの強烈な稼働音にかき消されて、背後の彼方に消失してしまっている観があります。 語られるエピソードが少なく、セリフがほとんどないからこそ、単純なレースの順位といったものにとらわれず、安っぽい達成感など関わらず、ただただレースに挑む、車とチームと己の限界に挑むという没入感……そしてレースの熱狂する観衆や、アナウンス、そして焦げ付いた車体とか、軋むタイヤ音、飛び散る水しぶき、肉薄する二車、など、臨場感を形作れるひとつひとつの素材が生命を持って躍動しだし、我々はこの映画の良さを初めて理解することができるようになるのではないでしょうか。 スタージェス監督には謝っておきますが、これが、ある目的に沿った物語になってしまったとしたら、もっと良くなった可能性はありますが、マックィーンが狙ったこれらの詩情は全て台無しになってしまったと思います。そして、この効果が非常に価値あるものだけに、この映画は素晴らしいものであると言えるのです。 もっとよく見るべきです。朝焼けが、車のフロントガラス越しに見えるシーン。水滴がついていますよね。それが光を砕く効果を生み、まるで質素な教会のステンドグラスの前でたたずむような、荘厳な雰囲気があるのです。 また、これは画質の問題もあると思いますが、水がまず車体にあたり、凄いスピードで後方へ飛び散っていくので、まるで大気が実体を持ち、車を包んでいるような、ナイフのようになった風が車体を取り包み、一体となっているような絵があります。 非常に美しいシーンです。 また、車を側方から映し、回転するタイヤを間近で見られ、さらには前方車を追い抜いていくシーンがあります。臨場感がすごいです。 で、さらに言うと、命を懸けるということ……ダメージを自らに課し、極限の集中をもって競技に取り組むということ……また同時にドライバーは孤独であるということ。これらは詩になり得るんですね。 台詞がたくさんあって、マックィーンがデラニーの心情をべたべたしゃべり、リサも泣きわめくようにカーレースの無謀さを語ったとしたら、どうなるかわかりますよね? 「バニシング・ポイント」や、あとは毛色が違ってボクシング映画ですが、「レイジング・ブル」も、やっぱり同じような意味で詩なんです。彼らは大衆に名を呼ばれ、賛嘆の叫びを聞かされますが、常に孤独の中にいるんです。もちろんそこで、サクセスストーリーに切り替えたり、主人公の孤独を解消させる方向へ話を持って行こうとすれば、こういった特別な詩情は消失してしまいます。 ですから、この映画はひとつの傑作なのです。 はっきり言いますが、娯楽として見るよりも、何か偉大なものを見るような、そんな気持ちで臨んだ方がいいです。こういった映画においては、それが正しい見方だと思います。

  • スーザン

    3.0

    ル・マンは楽しめるが、映画としては微妙。

    ル・マンで開催される24時間耐久レースがメインの作品。 マックイーンも台詞ほぼ無し。 ひたすらレースに注がれるカメラ。 ドキュメンタリータッチの特異な映画である。 こうなると、ちょいちょい挟まれるドラマが安っぽくて不要のように思われてくる。 クラッシュシーンやスピード感たっぷりの目線映像は映画ならではの迫力だ。

  • 一人旅

    4.0

    ル・マン24時間耐久レース

    TSUTAYA発掘良品よりレンタル。 リー・H・カッツィン監督作。 ル・マン24時間耐久レースで激走を繰り広げるベテランレーサー、マイク・デラニーの勇姿を描いたカーアクション。 本作最大の特徴は、耐久レースの実際の映像と映画用に撮影されたシーンを組み合わせて製作されていること。そのため、演出というより編集が長けている。 会場を埋めつくす無数の観客の迫力に圧倒される。この圧巻の映像を、映画用にエキストラをかき集めて実現させることはほぼ不可能(CGは別だが)。当時実際に会場を訪れた観客の熱気と高揚感がひしひしと伝わってくるのだ。 レーススタートの瞬間が秒単位で迫ってくる際の緊張感が凄まじい。ドライバーのドクンドクンという鼓動が徐々に速くなっていき、観てる側も自然と手に力が入る。一瞬の静寂から一転、エンジン全開で爆音を鳴り響かせながら一斉に走り去っていくレーシングカーが生み出す迫力に打ちのめされる。会場を飛び出し公道を激走するレーシングカー。そのスピード感は驚異的だ。地面すれすれの低位置にカメラを据えることで、観る側の体感速度はますます速くなる。最高速度に達したレーシングカーが眼前から迫ってきたかと思えば、ゼロコンマ何秒の一瞬で通り去っていく。 圧巻のレース映像だけが見どころではない。ドライバー同士の駆け引き、ピットインのタイミング、悪天、予期せぬアクシデント。実際に車を運転するドライバーだけでなく、彼らをサポートするメカニックや監督の存在、そして運の良し悪しがレースの勝敗を大きく左右するのだ。 ノンストップで走り続けた結果、排気ガスで真っ黒になった車体が耐久レースの過酷さを象徴する。新品に取り換えられたピカピカのパーツと黒く汚れたパーツのコントラストも印象的だ。 そして最大のライバル、フェラーリ所属のストーラーとポルシェ所属のデラニーによる壮絶なデッドヒート。相手が前に出られないよう巧みにブロックし、一進一退互角の激走を繰り広げる。果たして勝者は・・・。 主人公デラニーを演じたスティーヴ・マックィーンが最高にかっこいい。口数こそ少ないが、レースに己の人生の全てを捧げた男の哀愁に満ちた演技を見せる。 “レースでの真剣勝負だけが人生。走っている時の前や後は待ち時間に過ぎない” デラニーの言葉が印象に残る。デラニーにとって、レースには全てを犠牲にするだけの価値があるのだ。

  • son********

    4.0

    昔懐かし栄光のルマン

    1971年というからもう44年も前。 自分が中学生だった頃に、現在の大阪梅田のHEP NAVIOの道路を隔てた南側にあったOS劇場というシネラマ画面の映画館で見た懐かしい映画。 自動車レースを題材にした映画というのは少ないし、そのどれもはたいていあまり面白くない映画が多いが、この「栄光のルマン」はドキュメンタリータッチにしたところがよかった。余計なストーリーを廃し、カーレースの臨場感がおもいっきり出ている。他にこんな映画はないだろう。 映画冒頭の、美しいフランスの田舎町をマックイーンの乗った濃紺のポルシェが駆けてくるシーンはいまでも印象に残っている。 この映画はストーリーなど考えず、ルマン24時間というレースの魅力とそのカーチェイスの臨場感が楽しめればそれでいい。 見終わったあと何か爽快感と孤独感を感じる。 この時代は、まだ排ガス規制なんてなかった。自動車レースには一番いい時代だったかもしれない。これ以後、二年ほどしてあの石油危機が起こり、ガソリン価格が高騰し、車はいっせいに排ガス規制と省エネへと舵を切ることになる。

  • ao_********

    5.0

    空冷フラット12気筒エンジンの排気音…

    ポルシェ917のスタイリングといい、現在の不恰好で味気ないF-1のエクゾスート・ノートより格段にセクシー。 映画に登場のフェラーリ水冷フラット12気筒よりも魅力的… 空冷エンジンですよん… 24時間もよく持ったもんですわ!!! F-1の「RUSH」と共にレース映画の最高傑作です。 何故に昔のマシンのほうが格好いいのか? 二作品に登場のポルシェ917とロータス77の格好よさは特筆もんです。 俳優も最近の大物?は小物感が強いですな。 この作品のように、喋らなくともマックイーンほど存在感のある俳優がいますかな? 個人的にマックイーンの代表作と思っております。

  • iko********

    5.0

    テイルトゥーノーズ&サイドバイサイド

    マックイーンが、趣味が高じて製作した(?)、ル・マン24時間耐久レースを追ったセミ・ドキュメンタリー・ラブ・ロマンス。 ほぼ全編が、レース・シーンの迫力満載でお届けである。 まったくもって最近のレギュレーションが厳しすぎるF1よりも迫力あって素晴らしい。 無駄なセリフもなく、淡淡とレースに恋に奔走するマックイーンがやっぱりカッコいい。 ほとんどを自分で運転してるのだ。 レースそのものが人生、命をかけるに値するもの。 レースの前後はただの待ち時間。 ポルシェvsフェラーリの構図もわかりやすい。 クライマックスのファイナル・ラップは、ど迫力! 息つく暇なしです。 気になったのは、24時間レースの合間の休憩時間はドライバーは眠らないのですかな。 いままでも、居眠り運転でクラッシュ&リタイヤなんてのもあったのか。 昔、テレビではルマンをダイジェストでやってた気がする。

  • アニカ・ナットクラッカー

    5.0

    時代を切り取ったド迫力レース映画

    観終わった後もしばらく動悸がおさまらない、カーレース映画の大傑作だ。自動車のことはまるで分からない私でさえ、映画を観ていると巨大なレースの全貌が頭に入ってきて、車載カメラから撮影した超高速の主観映像に身体が震える。 日本公開は1971年7月17日。今はなきテアトル東京で上映された。現在の大型テレビで観ても、ド迫力に思わず身を乗り出してしまうが、当時シネラマの大劇場で本作に接した観客たちは、どれほどの衝撃を感じたことだろう? スタート前の緊張感が忘れられない。レーサーが運転席に乗り込むと、サーキットの歓声やエンジン音など、一切の音は遮断され、聞こえるのは自分の心臓の鼓動のみ。午後4時のスタートが迫るにつれて、鼓動はどんどん早くなっていき、画面がせわしなく切り替わる。 フランス国旗のフラッグが下がり、信号が赤から青に変わる瞬間、各車いっせいにスタート!すさまじい爆音と、車の群れが巻き起こす突風と、霧のようにたちこめる排気ガス。観客たちが思わず顔を背け、手で耳をふさぐ。実際のレースを撮影したシーンと、俳優たちが演技するシーンを巧みに編集して、映画史上に残るスペクタクルを作り上げている。 クラッシュシーンには、不謹慎かもしれないが一種の美を感じる。機能美を誇るマシンが一瞬にしてスクラップになり、車の破片が紙のように飛び散る。まるで銃弾を受けて粉々になる氷を、超スローモーションで見ているかのようだ。大爆発の衝撃で、必死に走って逃げるレーサーの身体がなぎ倒される。目頭が熱くなる場面である。 ポルシェ20番のレーサー、マイク・デラニー(スティーブ・マックィーン)は大クラッシュを起こして一度は戦線を離脱しながら、チームのマネージャーの判断により、21番の最終レーサーを任される。「今年こそはポルシェを優勝させたい。君が乗ってくれ」。こう言われて、一瞬デラニーの顔に喜色が浮かぶのを見逃せない。根っからレースの緊張感を生きがいにしている男なのだ。 デラニーの代わりにレースから降りることになった21番のリッターは、美しい妻に向かって「このレースを最後に引退するつもりだったが、こんな形で終わるとは・・・」と呟きながら、どこかホッとした表情。どのレーサーもレースとは人生と同じであり、予測不能で思うに任せないものだと達観しているかのようだ。 1970年当時はドイツのポルシェとイタリアのフェラーリが、激しく覇権を争っていたことが分かる。まだまだ日本車の出る幕はなかったのだ。ポルシェ車は青みがかった銀色に赤いラインで、ウルトラマンのイメージ。対するフェラーリ車は赤一色で、ウルトラセブンのイメージだ。 人間ドラマの部分を極力排除したのが、本作の特色であり短所かも知れない。大スターもマックィーン以外は出演していない。むしろレースの緊張感や勝負のはかなさがドラマであり、そこに人生を重ねるべきなのだろう。 もっともドラマチックなのが、デラニーの元同僚で前年の事故で亡くなったレーサーの未亡人リサ(ヘルガ・アンデルセン)が会場を訪れ、デラニーと交流するエピソード。無遠慮な記者の「前年の事故を思い出しませんか?」という質問にムッとした表情を見せつつも、黙って彼女をマスコミから遠ざけてやる。リサは死と隣り合わせのカーレースに疑問を感じつつ、自分自身のけじめのためにサーキットを訪れ、夫のいないレースの行く末を見届ける。 ドラマが希薄な代わりに、レースに集まる観客の様々な表情をとらえているのが本作の特色である。70年代初頭のヨーロッパの観客は、意外なほどファッショナブルだなあという印象だ。サーキット周辺にはレストランや遊技場、ゴーカート場などが作られ、子供からお年よりまであらゆる年代の人が集まってくる。このカーレースが一大産業として成り立っていることを思わせる。 限界のスピードを競うレースの常として、悲惨なクラッシュはつき物であるが、そんな事故さえレースという娯楽の一部として成立しているのだ。デラニーの車が大破して、茫然自失した彼が医務室に運ばれるシーン。あらゆる事故を想定したような医療スタッフの無駄のない動きが印象的だ。 クライマックスは、同僚を優勝させるためにレースに復帰したデラニーと、宿命のライバル、フェラーリチームのストーラー(ジークフリート・ラウヒ)との対決だ。勝負の行く末は、優秀なレーサーや整備士がいても確実ではなく、運が大きく左右する。終盤までトップを走っていたフェラーリチームの一台が、タイヤ破裂のため途中棄権を余儀なくされるシーンは象徴的だ。すべての勝負が終わって、ストーラーがデラニーに向ける表情が、このレースのすべてを語っているような気がする。

1 ページ/2 ページ中