映写技師は見ていた

THE INNER CIRCLE

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映写技師は見ていた
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(4件)

悲しい28.6%切ない21.4%絶望的14.3%不気味7.1%泣ける7.1%

  • hcc********

    3.0

    大したことは見ていなかった

    実話を元にスターリンやKGBの内幕を描き出した作品と思いきや、そういったところはぼかされていて拍子抜けする。スターリンは主人公にとっては最後まで自分を引き立ててくれた親切な恩人であるし、妻を妊娠させた相手が本当にベリヤであるのかもはっきりとは語られていない。 当時のモスクワの住宅事情が垣間見られるのは面白かった。

  • 一人旅

    5.0

    映写技師は見ていた

    アンドレイ・コンチャロフスキー監督作。 スターリン専属の映写技師に任命されたKGB職員のイワン・サンシンが、恐怖政治を敷く独裁者スターリンを次第に崇拝していく姿を描いたドラマ。 個人的に世界史が好きで世界史関連の本を読むのだが、その中の一冊に本作がスターリン時代のソ連を理解する上で有用であるとして紹介されていた。DVDのレンタルが無かったのでVHSでの鑑賞となったが、本作のような隠れた傑作を是非DVD化してもらいたい。 スターリンの恐怖政治が吹き荒れる1939年からスターリンが死去する1953年までのおよそ15年間のソ連国内の実態を、スターリン専属の映写技師イワン・サンシンの目を通して映し出す。とはいえ、スターリンが強行した大粛清の様子を凄惨な描写で描いてはいない。あくまでイワンが直接目で目撃した範囲内で、スターリンの人となりや彼による大規模な粛清を匂わせる程度に留めていて、それが逆に生々しくリアルに感じられる。スターリン目線で物語が語られるより、スターリンを崇拝する側近という一歩離れた立場から語られることで、神格化された存在としてのスターリンが浮かび上がるかたちになっている。 イワンが目撃するスターリンの恐怖政治。スターリンの顔付きや表情自体は柔和で、新参者のイワンに対して高圧的な態度を見せない。だが一方で、スターリンの目の前でささいなミスを犯した政府高官が異様な緊張状態となり、顔全体に恐怖の表情を浮かべる姿に、一見すると温厚そうなスターリンの心の中に潜む真の恐ろしさを想像させる。イワンが目撃するのはクレムリンの内部事情だけではない。イワンと新婚の妻・アナスタシアが暮らす古びたアパートをもスターリンの粛清の波が押し寄せる。隣人夫婦が反逆者としてある日突然逮捕され、幼い娘・カーチャだけが取り残されるという悲劇。アナスタシアはカーチャを養子にしたいと訴えるが、反逆者の娘であるカーチャを養子にすると今度はイワンの立場が危うくなる。スターリンを崇拝し、彼の側近として仕えるがゆえにイワンとアナスタシアの関係は引き裂かれ、徹底的に破壊されていく。二人の関係の崩壊も物語の軸のひとつになっていて、最終的に二人を待ち受ける残酷な結末に言葉を失う。 反スターリンの人間だけでなく、スターリンを崇拝する人間でさえもスターリンの恐怖政治に巻き込まれ、その犠牲となっていく。勇敢な隣人が語る「スターリンは悪魔」という言葉が印象に残り、その言葉を聞き我を忘れて激怒するイワンの姿には救いがない。スターリンを盲目的に崇拝するあまり、人生において一番大切なものを失っていく一人の映写技師の姿を描いた、隠れた傑作だ。 主人公イワン・サンシンを演じるのは『アマデウス』のモーツァルト役で有名なトム・ハルス。パッとしない風貌だが、平凡なKGB職員から一夜にしてスターリンの側近へと成り上がった映写技師役にはぴったりだ。妻・アナスタシアを演じたロリータ・ダヴィドヴィッチの堕ちっぷりもお見事。そして、KGB長官・ベリヤを演じた個性派俳優ボブ・ホスキンスも持ち味をフルに発揮した怪演を魅せる。

  • hir********

    5.0

    コンチャウロフスキーの傑作

    こんな映画を撮っていたんですね それは意外でした ソ連の映画なのにセリフはすべて英語です ボブ、ホプキンスが出ていました スターリン時代のソ連で映写技師とその妻と娘と思っている人を守る話でした 二時間十分以上の大作ですが、見応えはあります。歴史でスターリン時代を知っていたらもっと面白く見れると思いました これは一見の価値ありです 映画館にある映画を見に行きたいと思っていましたが、これで良かったと思いました それでも木曜日は避けた方がいいみたいです 図書館で見ましたが、隣に変なおっさんがいました 見終わったから良かったけど隣にいたら集中できませんでした

  • ホーネット

    5.0

    共産主義の怖さ

    自分の親を資本家だと垂れ込み、それが英雄視される。親子や血縁関係すらズタズタにされる社会。共産革命の怖さを描いた作品。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
映写技師は見ていた

原題
THE INNER CIRCLE

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-

ジャンル