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恐怖分子 (1986)

恐怖■子/TERRORIZERS

監督
エドワード・ヤン
  • みたいムービー 22
  • みたログ 185

3.45 / 評価:98件

全編が映像センスの塊ではあるが・・・

  • ポルティ さん
  • 2018年11月23日 9時48分
  • 閲覧数 602
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

個人的には80年代の台湾映画といえば、もうホウ・シャオシェン一辺倒なのだが、同時期に全く作風の違うこんな都会的な感覚にあふれた作品が撮られていたことが驚きだ。
シュールで無機質な映像は亜熱帯の台湾が舞台の話でありながら、どこか薄ら寒さを感じさせる独特の雰囲気が漂う。なにより到底80年代とは思えないほどに洗練された映像センスは今観てもそれほど古さを感じさせないのは見事。特徴的なカメラワークやカット割りも含め、作品の節々にただならぬ才気がほとばしっているのが観るだけでわかるのは、さすが奇才エドワード・ヤンといったところ。
しかし、これを面白いかと言われると、正直少しも面白いと感じるところはなかった。脚本の余白の多さが説明不足につながっている印象で、結果的にストーリーが分かりにくくなっているし、自分にはこのゆっくりしたテンポが致命的に合わなかった。退屈というレビューが散見されるのも、おそらく同じ理由からだろう。
自分の中で本作はエドワード・ヤンという映像作家がどれほど豊かな才能の持ち主だったかを理解したという以上の感想は特にない。ただ、80年代という時代とアジア発という地域性を考えると、当時の彼は世界屈指の映像センスの持ち主だったかもしれない。59歳での逝去は映画界の大きな損失であることは間違いないだろう。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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