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9か月

9か月

NINE MONTHS

103

くそげーまにあ

3.0

ネタバレ終盤でいきなり

 今ではすっかり「ハリー・ポッターシリーズの初代監督」と呼ばれてしまう「クリス・コロンバス」 それまでは「ホームアローン」の人(それ以前は「グーニーズ」と「グレムリン」脚本の人)でしたが、基本的にハートフルな中に強烈なギャグを叩き込むウェルメイドなコメディーで笑わせてくれる監督です。 本作はそれとはちょっと違った大人の「出来ちゃった婚」がテーマな大人のコメディとなっています。 児童専門の精神科医サミュエル(ヒュー・グラント)は恋人のレベッカ(ジュリアン・ムーア)とそろそろ5年目。 友人で売れない画家のショーン(ジェフ・ゴールドブラム)の家に向かう彼にレベッカは妊娠を告白する。驚いて交通事故を起こしてしまうサミュエル。ピルで避妊は完璧なはずなのにと疑うサミュエルにレベッカは「ピルの成功率は97%」とだと答えるが、サミュエルは疑うのをやめない。サミュエルにとって子供は手のかかる商売相手であり、しかも父親を憎悪している子供のケアまでしていて、父親になることを恐れているのだ。 それに反して、レベッカは打って変わったように子供を生みたいと積極的になり、そんな恋人の姿に本音を言えないサミュエル。 二人は産婦人科へと通うが頼みのベテラン医師は旅行で不在。ロシアから来たばかりで人間を診るのが始めての元獣医コソヴィッチ(ロビン・ウィリアムス)が診察を受ける。しかし、彼は英語が不自由でなぜかシモネタのやり取りとなってしまう。  妊娠が疑いのない事実がわかってますますレベッカは出産のことばかり考えるようになる。猫は子供にいけないからと16年飼っている愛猫を手放すように頼んだり、長年の夢でやっと買ったばかりのポルシェのスポーツカーをファミリーカーにして欲しいと言う。  さらには生活能力のないショーンを養っている子供好きで仕方のない彼の姉夫婦、ゲイル(ジョーン・キューザック)とマーティ(トム・アーノルド)にもレベッカの妊娠がバレてしまい、4人目を妊娠中のゲイルにいかに子供がすばらしいかを説かれるがサミュエルは元々嫌いな彼らがますます嫌いになり、子供に悪いからと性行為もお預け。レベッカとも心が離れてくるのを感じる。 ある日、超音波検査の時間にも遅れたサミュエルはレベッカとついに喧嘩になってしまう。サミュエルとのすれ違いを感じて不安だった彼女は家を出て、サミュエルと別れてシングルマザーになると言い出し、ゲイルの家の居候になり、会ってさえくれない。 サミュエルは医者から渡されたレベッカの胎内を映したビデオをなんとはなしに見てみる。そこに2人の愛の結晶がの生きている姿が映っており、サミュエルは奇妙な感動を覚え、初めて赤ん坊が愛しく思えた。 レベッカに会おうと何度もゲイルの家を訪ねるも追い返されるサミュエルだが、 車を買い替え、緊急入院したレベッカにプロポーズし、二人は晴れてショットガンウェディング(出来ちゃった婚)。 ここまではコソヴィッチ医師のズレまくったドジっぷり以外は大人しめなコメディーで、演技力と味のある俳優を配して、「クリス・コロンバス初の大人向けコメディー」であることを強調してはいるのですが… さて、予定日まであと2週間。 サミュエルはレベッカに別居されてた折に浮気をしようとしてやめた女性「リリー」とレストランで再開。「知り合い?」とたずねるレベッカにごまかしていると急に破水。あわてて車にレベッカを押し込むと、リリーも指を怪我をしたと乗り込んでくる。 レベッカは浮気を疑い口論を繰り広げながらサンフランシスコの急な坂道を無茶な運転で病院へと急行することに。 しかし、老夫婦と交通事故を起こし、彼らも一緒にクルマに乗せて病院に向かう。心臓発作を起こした老人に怒った老婦人はサミュエルをステッキで殴りまくる。そのせいで運転を誤り、今度は自転車乗った男性を轢いてしまい。自転車ごと彼も車に積み込み病院へと…。 大勢で病院に押しかけると、やはりベテラン名医は休暇でコソヴィッチ医師が出産の担当に。当然、人間の出産は初めて。さらにはゲイルまでも産気づいて一緒に処置を受けることに。「一緒に出産の記念」だとレベッカもビデオカメラで撮影をしまくるマーティについに怒りが爆発して、分娩室で殴りかかるサミュエル。 二人同時処置の上に、人間の出産を経験してない医師が担当し、その中で殴り合いの喧嘩という、カオス極まりない光景。 まあ、無事出産し、感動的なハッピーエンドなんですが。 終盤の頭の悪すぎる展開をどう思うかで評価が変わりますね。 個人的には爆笑できたけど、ちょっとなぁ…。 どこから見てもいつもどおりのドタバタコメディーでした。

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