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気のいい女たち (1960)

LES BONNES FEMMES

監督
クロード・シャブロル
  • みたいムービー 3
  • みたログ 17

3.67 / 評価:3件

パリジェンヌたちの夢と現実

  • おーるどぼーい さん
  • 2008年11月4日 23時48分
  • 閲覧数 460
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

4人のパリジェンヌの恋や夢を時にコミカルに、そして最後には残酷に描いたクロード・シャブロルの野心作。ジョン・カサヴェテス「アメリカの影」のような雰囲気もある。

電気製品店で働く4人の女性ジャーヌ、ジャクリーヌ、ジネット、リタ。ジャーヌは日々の快楽に身を任せ、ジャクリーヌはロマンチックな恋を夢み、ジネットは歌手に憧れ仕事後はクラブで歌い手となり、リタは恋人との関係に真剣。仕事は退屈(みんな暇そう)、だけどそれぞれに人生がある女性たちの等身大の姿。

ジャーヌ役ベルナデッド・ラフォンのコケティッシュな魅力、ジャクリーヌ役クロチルド・ジョアーノのアンニュイな美しさが強く印象に残る。中心はこの二人だが、ジネットとリタもそれぞれ見せ場あり(クラブで歌うジネット、恋人の両親と会食するリタ←この場面笑えます)。

単なる青春物ではなく、所々見られる挑発的な描写が特徴。例えばジャーヌとジャクリーヌを誘惑する男二人の過剰なはしゃぎぶり。プールでジャクリーヌを水に漬からせる場面は、サディスティックともいえる徹底ぶりだ。

更にはジャクリーヌが殺される展開。夢見た恋を成就したはずの女性が愛する男に殺される。夢想と現実の残酷な落差。コミカルな青春群像が、終盤になると一転ヒッチコックばりのサスペンスに変貌する。そして謎のラスト。ここまでくるとサスペンスを越えて不条理劇の様相を呈する。

終盤から結末の展開は賛否両論であろうが、シャブロル監督の独特の個性が感じられることは間違いない。私は主演二人の美貌を見られただけでも満足です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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