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銀の靴 (1939)

FIRST LOVE

監督
ヘンリー・コスター
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  • みたログ 3

3.50 / 評価:4件

アメリカのシンデレラは図太い!

  • bakeneko さん
  • 2019年10月31日 11時43分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

シンデレラの童話を1930年代のNYを舞台にしてディアナ・ダービン主演の歌唱映画に翻案したもので、「オーケストラの少女」や「庭の千草」と同じ監督&スタッフ&共演俳優で作られた姉妹編?とも言えます。

ウィギンズ女史(キャサリン・ハワード)の女子大を卒業した孤児のコニー(ディアナ・ダービン)は、学費を援助してくれた伯父のクリントン氏(ユージン・ポーレット)のNYの家に滞在することに決めた。その家には偏屈者の伯父は殆ど寄り憑かず、占星術に夢中の叔母(リートリス・ジョーイ)、ぼんくらの長男(ルイス・ハワード)、わがまま娘のバーバラ(ヘレン・パーリッシュ)が使用人達を酷使していた。気のいいコニーは使用人達に可愛がられるが、女の子の人気の的であるテッドを巡ってバーバラと対立することになる。テッドの家で催される大舞踏会への出席をバーバラの策略で妨害されたコニーだが、持ち前の機転と使用人たちの協力で無事参加し、テッドとの仲も急接近するが…というお話で、王子様=テッドは後にTV「アンタッチャブル」でエリオット・ネス捜査官を演じる:ロバート・スタックが演じています。

冒頭の女子大の卒業式シーンから、ディアナ・ダービンの歌唱を聴かせてくれる作品で、
スペイン民謡(元来はメロディのみ。ホセ・ラカジェが歌詞をつけて1924年に発表):アマポーラ(Pretty Little Poppy)
J.シュトラウス2世:ワルツ「春の声」(Spring in My Heart)
ビショップ:埴生の宿(Home,Sweet Home)
プッチーニ:「蝶々夫人」より「ある晴れた日」(One Fine Day)
などが全て英語歌詞バージョンで歌われます。

童話だとシンデレラは徹底的に虐められるのですが、本作のヒロインは恋のさや当て的な妨害を受けますが、家ぐるみの虐めにはならず結構けろっとしていて、逆に相手を出し抜いていくあたりがアメリカ的で、ディアナ・ダービン演じるヒロインは「オーケストラの少女」でストコフスキーに自身のオーケストラを売り込んだ図太い?キャラを受け継いでいます。
ディアナ・ダービンの歌唱映画の常連である―伯父役のユージン・ポーレットの終盤の大暴れには溜飲が下がりますし、大学の恩師:ウィギンズ女史を演じたオペラ歌手のキャサリン・ハワードの“年寄りは泣くときだけが幸せなの”というセリフにはドキッとさせられるー名優の存在感でも魅せてくれる作品で、原作のシンデレラのかぼちゃの馬車やネズミの御者がどう翻案されているか?-を確かめましょう!

ねたばれ?
アマポーラ♪は本映画でのディアナ・ダービンの歌唱が発火点となり、1941年にジミー・ドーシーオーケストラ演奏のヘレン・オコーネルとボブ・エバーリー歌唱のレコード盤が発売され、それが世界的にヒットしたことで誰もが知る愛唱歌になります。

詳細評価

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