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邂逅(めぐりあい) (1939)

LOVE AFFAIR

監督
レオ・マッケリー
  • みたいムービー 8
  • みたログ 75

3.92 / 評価:25件

見る人を選ぶ映画でしょう

  • bar***** さん
  • 2019年1月21日 19時08分
  • 閲覧数 235
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

邂逅(めぐりあい)。ラブロマンス映画ですけど、お互いすでに金持ちの恋人・婚約者がいる中で、真実の愛に目覚め、金持ちとの縁談を蹴り、お互いに夢を追って自立することを約束しながら、いったん別れて、半年後に再会することを約束するという、けっこう手の込んだストーリーです。

こうなると「きちんと再会できるのか否か」というところに必ず焦点が行くんですね。というよりそこで固定されるのです。ですから余計なエピソード(それぞれが一人で登場するシーン)などは極めて簡単に描いているんですね。それらのエピソードの意義は全て「彼らは果たして再会できるのか」という一点に集約されていますから、お座なり感がとても強いものになっています。

この映画の魅力はその全体的なシナリオであり、「再会できるのか否か」というところに集約させたことにあります。私の言葉が矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、それはいささかの魅力と共に、それ以外の点を全て悪しきものにしている欠点があるといえば分かりやすいでしょうか。

もちろん観客の視点はそこに釘付けになりますし、二人の願いが成就するか否かということを見届けるのは、一種の楽しさがあります。目が離せなくなるというものです。ですが全体的なデザインを考えた場合、多くのシーンがその一点に従属されてしまい、二次的な意義しか持たなくなってしまう(そこにきちんとした意義を持たせようとすると全体的なデザインと矛盾する)ことが重要な点であるといいたいのです。

金持ちの恋人との婚約を蹴って、自らの夢を追いかけ、成功してから愛する二人が再会するというのは、とてもロマンチックですし、セレブリティなキャラクターが天の上から降りてきて、私たちと同じ土俵に立つことを願うという、親愛性を演出したものでもあって、たいそう好感が持てる仕組みなんですね。

この映画の魅力はまさにそこにあります。夢と真実の愛。そして不幸な事故によって先延ばしにされた再会。誤解と不安が二人の間に残りつつも、相手を思いやる心は失われない。献身性と深く燃える愛情。それが美味なのです。

メロドラマと断罪してしまうことは簡単ですが、実はこの映画はそれだけでは語れない魅力を秘めているとは思います。シナリオの妙ですね。

ただ私はやっぱり各シーンの粗雑さが目に止まってしまいますし、強引にねじ曲げられたリアリティデザインの残骸といったものを、言及しないわけにはいきません。そこは平均的な映画よりも結構悪いからです。そういった細かい箇所を気にせずシナリオ単体で楽しめる方にはオススメと言えます。しかし、映画といえばワンシーンワンシーンのクオリティだと言うのであれば、私と同じ結論に達すると思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ロマンチック
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