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マンクスマン (1929)

THE MANXMAN

監督
アルフレッド・ヒッチコック
  • みたいムービー 2
  • みたログ 14

3.88 / 評価:8件

イギリス版“滝の白糸”

  • bakeneko さん
  • 2015年2月12日 10時24分
  • 閲覧数 350
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

実際に、アイルランド海に浮かぶマン島の住民(=マンクスマン)であった:ホール・ケインの原作のヒッチコックによる映画化作品で、殺人&謀略&活劇は出てきませんが、主演3人の息詰まる心理描写で物語から目が話せない傑作となっています。

え~、まず本作の日本版ソフトはランダムにポピュラー&クラッシック音楽を映像に貼り付けている点で、同じヒッチコックの“リング”と同様の“作品の雰囲気ぶちこわし”ですので音を消しての鑑賞をお勧め致します。

小さな漁村で育った幼馴染みの漁師と弁護士の親友とヒロインの恋の葛藤劇を、サイレント手法を駆使した詳細な心理描写で魅せてくれる作品で、エリック・ロメールの“箴言シリーズ”の“絵で見せる細やかな心理描写”や、トリュフォーの「柔らかい肌」などの“恋愛サスペンス”に影響を与えていることがよく分かります。
ヒロインのアニー・オンドラの美しさと表情を上手く捉えた女性映画でもあり、“男は友情”“女は恋”に重きを置く島人の気質は日本人の感性にも合致しています。

O・ヘンリーの短編や泉鏡花の“義血侠血(滝の白糸)”を連想させる―人間の運命の皮肉と葛藤を描き込んだ作品で、漁村の古い型の船や裁判風景、粉引き小屋での逢い引きなどの時代色も豊かな作品であります。

ねたばれ?
ラストの去っていく場面での画面構成は「ライアンの娘」と相似形をなしています(これもアイルランドを舞台にした三角関係の名作でしたね!)。

詳細評価

物語
配役
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