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セブン

セブン

SEVEN/SE7EN

126

kaz********

4.0

自からを神と信じて罪を裁いたのか

意表をつく仕掛けで『七つの大罪』を動機にした殺人をやり遂げるストーリーに降参といった映画。 新任の刑事・ミルズと退職前の刑事・サマセットは、肥満の男がスパゲッティに埋もれて死んでいた事件から次々に起こる殺人が、『七つの大罪』に基づくものであることに気づく。殺人は(1)大食、(2)強欲、(3)怠惰、(4)肉欲、(5)高慢の動機に沿って行われるが、いずれも常軌を逸したおぞましいものであった。サマセットは『七つの大罪』の図書傾向からジョン・ドゥという男を割り出す。アパーを訪ねた二人だったが男に逃げられてしまう。しかし、なぜかジョン・ドゥは警察に出頭し自首する。(6)ねたみ、(7)復讐の動機による殺人を残して。これでは目的は達成されてないではないかと誰もが思う。ジョンは死体を隠している現場に案内するから連れて行けという。高圧線の鉄塔の立ち並ぶ荒野に連れ出されたサマセットとミルズはそこで・・・・・・・。 理詰めのサマセットと感情的なミルズとの対比がよい。若いブラッド・ピットがいかにも青臭い感じを出しているし、モーガン・フリーマンはそれを包みこむ包容力を見せる。また、ジョン・ドゥ役のケビン・スぺイシーは端正な顔立ちで落ち着いた中にサイコパスの恐ろしさをにじませていた。 この映画の成功は練り上げられたシナリオにあるといってよいのではないか。

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