愛は静けさの中に

CHILDREN OF A LESSER GOD

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愛は静けさの中に
4.0

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(12件)


  • エル・オレンス

    5.0

    ネタバレ本作を観たすぐ後にぜひ『コーダ』を!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • fg9********

    3.0

    手話のスピードと激しさに驚く

     …あらすじは、解説のとおり。  過去に傷を持つ耳の聞こえない女性(マーリー・マトリン)と教師(ウィリアム・ハート)の愛の行く末が描かれている。  先ずは、実際に耳が聞こえないマーリー・マトリンの手話のスピードと激しさに驚く。  そして、彼女の手話を通訳しながら、自らも手話をしながらセリフを喋るウィリアム・ハートは、一人二役的な役割で想像を絶する苦労があったと思われる。  そのウィリアム・ハートが、手話に疲れて彼女の承諾を貰って好きだったクラッシック音楽を聞きのだが、直ぐに止めてしまう。  その時、彼が彼女に向かって言う言葉が切ない。  『君が楽しめないものを僕が楽しめる訳がない!』  ハンデの壁は、愛の力を持ってもなかなか乗り越えられないのだ。  話しが長くなってきたのでこの辺で止めるが、ストーリー自体は単純なものの、結末は爽やかさの余韻に浸れる一見の価値はある作品だった。  二人はこの作品の後に私生活でも同棲を始めたが、やがて別れてしまったらしい……。  難しい……。

  • 一人旅

    4.0

    音の世界と沈黙の世界

    第37回ベルリン国際映画祭銀熊賞。 ランダ・ヘインズ監督作。 聾唖学校に赴任してきた教師ジェームズと聾唖の女性サラの愛を描いたドラマ。 健常者ジェームズの世界と聾唖者サラの世界の隔たりをひしひしと感じさせる演出が印象的だ。趣味のクラシック鑑賞を一人楽しんでいたはずのジェームズがふと呟く「君が楽しめないものは僕も楽しめない」のセリフや、プールに飛び込んで水の中の沈黙の世界を一人彷徨い、サラの世界を少しでも感じることができるよう願うジェームズの姿。ジェームズとサラがそれぞれ生きてきた音の世界と沈黙の世界はまるで異なっていて、愛だけで二人を結びつけることが難しい。かといって、一方の世界に二人とも納まることなど不可能だ。サラは自身が閉じ籠る沈黙の世界の殻を打ち破る勇気が必要だし、ジェームズはサラが新たな一歩を踏み出せるよう理解し、支え続ける覚悟が求められる。音の世界と沈黙の世界、そのどちらか一方に合わせるのではなく、お互いが相手の世界に歩み寄ることが愛を持続させるための唯一の糸口なのだ。 サラを演じたマーリー・マトリンは実際の聾唖者。本作が映画デビュー作だが、アカデミー賞主演女優賞を見事獲得している。セリフが無いため感情の表現も難しいはずだが、サラが抱えるその場その時の激しい感情が不思議と手に取るように伝わってくるのだ。

  • kps********

    5.0

    静謐の中を感情がうねるような感覚。

    いやこれは凄い映画でしょう。 主役の女優さんの演技に★6つと言おうかと思ったら、本当に聞こえない人だったのか。 尋常ではないと思ったけど、本物だったか。 まあでも凄い映画ですよ。 家族関係が壊れていて、若い時に歪んだ性体験を経験し傷ついた少女の恋愛ならありきたりかもしれない。 けど、それらを聾唖者の視点から話せない人間として表現する映画はそんなにないでしょう。 しかもそんな少女が健常者である音の世界の住民と、理解を通じてぶつかり合う映画なんて稀かと思われますが、そんなに評価されてないみたいですな。 実は恥ずかしながら、耳クソ詰まったことがありまして。 朝起きたらまったく耳が聞こえない事件に遭遇したことがあるんですが、信じられないような恐怖体験でした。 恐ろしいですよ耳が聞こえないってことは。 この耳クソ事件から、この映画への認識は深くなったと断言できます。 ジェームズが彼女に、君は自分の殻という城に籠っていると断罪して別れるシーンがありますが、彼女から言わせると健常者の発想だと思えるでしょう。 理解を示しているだけで、本当の無音の世界の人間の理解に近づいてはいないと思えるのですね。 最後にジェームズが水中に潜ったりして、無音の世界の感覚を理解しようと努めるようなシーンが出てきますが、素晴らしいシーンだと思います。 あのシーンがないと彼女が歩み寄るラストも、嘘くさいなーと思ってしまいそうでした。 音の世界の住民と無音の世界の住民が、愛情を通して通じ合うことで、従来の恋愛映画の何倍にも感情が豊かに響き渡っている映画だと思います。 本当に耳クソ詰まって良かったー、と思える映画でした(笑)

  • yad********

    4.0

    「愛してる」が名台詞の恋愛映画・2

    「愛してる」が名台詞の恋愛映画、第二弾。 第二弾と銘打ったからにはいくつかレビューするかと思いきや、 この二つで終わりです(汗) この作品は中坊だった【宿西】が初めて女の子と観た映画。 彼女でもないのに僕の誕生日にフォトアルバムをくれたんだけど、 それが半分告白の意味なんだと薄々感じた。 異性と交際するってどういう事かよく解らない歳頃。 お礼返しのつもりで映画に誘ったのはいいが、 とにかくもう、僕は無茶苦茶緊張していて、 教室では饒舌な二人なのにこの時は殆ど何も話せなかった。 手をつなぐどころか、並んで歩くのも照れて照れて・・・ 今、恥ずかしげもなく涼しい顔して、 “チラリズムの侘び・寂び”やら“私はオッパイ星人です” などと語り、【アホ西】・【エロ西】ぶりを発揮しているが、 当時の僕は、【ウブ西】だったのだ。 どんなデートだったか、もうほとんど忘れてしまったが、 でも制服しか見たこと無い彼女が白いミニスカートだったことや、 並んで座った時の彼女の髪が良い匂いだった事、 それらにすごく興奮したのは覚えている。 やはり今も当時も、【エロ西】。。。 映画の方はと言えば、さして上質の作品でもない・・・ っていうか、この時はそれどころじゃなかった。。。 全然普通のベッドシーンや、全裸の二人がプールで抱きあうシーンなんかにドギマギして、 あぁ、作品選び間違ったかな・・・とか、 大して盛り上がりのない平坦なストーリーに彼女は退屈してないかなぁ・・・と、 落ち着かなかった。 鑑賞後、喫茶店に誘い、感想を言い合った。 流石にこの時は盛り上がったが、やはりほとんど覚えていない。。。 しかし、確実なのが2つ。 喫茶店を出たあと、この映画のサントラを探してまわったこと。 二人とも、手話のサイン「I love you」を覚えたこと。 作中使われていたのはバッハのヴァイオリン協奏曲。 優雅で気品溢れる美しい旋律はとても心地良かった。 他にもチークダンスの時にかかる曲や、ブーメランの歌など、何気に良い曲が沢山使用されていた。 音が聞こえない聾唖者を扱った作品なのに、この作品は音楽がとても良かった。 勿論、この素晴らしい音楽を十分に活用して各所に感動的なシーンを盛り込んでいた。 手話で語るマーリー・マトリン。 ウィリアム・ハートが同時通訳で彼女の台詞を言う。 そして彼も声を出して手話をする。 つまりW・ハートは1人で二人分の台詞を言うことになる。。。 不自然な手話同士の会話だが仕方ない・・・ そうしないと、鑑賞者は二人が何を言っているのかわからないから。 しかし大事な所で彼女の手話を通訳しないシーンがあった。 「ん???今彼女、何て言った???」と思っていたら、全く同じ手話をして彼はこう返すのだ。 「I love you 」 喫茶店で・・・彼女と【ウブ西】は、このシーンについて盛り上がり、 思わずこの手話を真似してしまった。 直後、二人は顔を真っ赤にして慌てた。 結局彼女とはすぐに駄目になった。。。 クラブ活動が忙しかったからとか理由は色々あったろうが、上手く思い出せない。 教室とはちがうヘタレな【ダメ西】に嫌気がさしたのか。。。 否・・・違う。。。当時の僕は他に好きな子がいて、ずっと片思いだった。 にもかかわらず、彼女と付き合おうとした【ズル西】だったのだ。 それに気付いたのかもしれない・・・ きれいな別れだったけど、本当は酷く彼女を傷つけたのかもしれない。 この時以来、この作品は見ていない。 今でも、レンタルビデオ店の恋愛コーナー「ア行」は無意識に目をそらしてしまう。。。 結局フォトアルバムで二人きりで写った写真は、卒業証書の筒で僕の頭を軽く叩く笑顔の彼女、 ベロを出しておどける【バカ西】という一枚きり。

  • amy********

    5.0

    ネタバレ愛の姿とはなにか。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • oce********

    3.0

    聾唖なラブストーリー

    聾唖学校に就任した教師と、聾唖な女性が織りなすラブストーリー。 二人の障害はもちろん耳が聞こえないという聾唖によるハンディキャップ。 案外すんなり二人が付き合うかと思えば、そこから彼女の過去はとても波瀾万丈であったということ。 作品や出演者たちがオスカーにノミネートされたが、この映画はやはり本物の聾唖者であるマーリー・マトリンのもの。 もちろん本物なので演技云々を越えた所にいるわけだが、授賞式でのシュワのスピーチは映画以上に感動的なのを伝えたい。

  • blu********

    4.0

    良き恋愛を投影!けど恋愛は恐ろく深し? 

    聾唖者(ヒロイン)と健常者の恋の物語と単純に思いがちですが恋人との互いのギャップは、身体的なもの意外にもあって、その摺り寄せが上手くいかない為お互いに悩む姿が印象的です。 他にも聾唖の学校の姿や慣れない手話の連発で手が疲れてしまう事など新鮮?な驚きも与えてくれます。それに前衛的な音楽も作品の魅力の一つかもしれません。その様な世界観の作品の為、少し重い感じがするのも事実です。 ヒロインの静寂の、また闇の世界を男(W・ハート)は愛するがゆえ必死に探求し理解しようとします。でも彼女独自の世界に愛してはいても中々男を入れようとはしません。 疲れて男が耳の聞こえない彼女の承諾をもらって趣味のクラッシック音楽を聞き始めます。 でも暫くして止めてしまいます。 (一緒にいるのに)”君が楽しめないものを僕が楽しめる訳がない!” この事からも先の通り身体的なギャップがなくても普通の男女にも当てはまる事ではないでしょうか? 恋人でも夫婦でも元は他人で育ちも違えば性別も違い皆が皆上手くいく筈もありません。 普通はそこでどちらか妥協してしまうのですが本作のような熱い男の場合は違うようです。 ”親兄弟は偶然の産物。それよりも友人や恋人を大切にしなさい。何故ならそれらの人は親兄弟とは違って自分自身が選んだ人であるからです。”(大橋巨泉氏著作) 劇中でも、もう諦めるのか?と思いきや諦めない男の行動がラストの再会に結び付きます。 このような事から単純なラヴストーリーには感じませんでした。 ヒロインがオスカーを取った事はニュースですが作品はベルリン映画祭で銀熊賞を取った事からも単純な物語ではないと証明していると思います。

  • ruf********

    3.0

    熱演ですが、ありきたりの恋話。

    サラ役のマーリー・マトリンは本当にろうあ者(左耳20%だけが生きてる)。 本作だけの一発屋ではなく、ちゃんと女優として活躍しています。 主に女優賞を取った映画ですが、彼女よりも、健常者でろうあ学校の教師役を演じたウィリアム・ハートがもっと評価されるべきだと感じました。 観客のために、彼女の手話を解説してくれつつ、自分の手話も説明していきます。 ろうあ者を主役にしているためか、全体に静かな映画。 教師役が好きだという設定のバッハの音楽が効果的。 過去につらいことがあり、心を閉じた女性が、本物の恋をし、やがて心を開いていく、という、ありきたりなストーリー。 それを、ろうあ者と健常者という立場で映画化しているだけ? 二人の努力と熱演には感服ですが、テーマ自体がありきたりで、あまり評価できずにすみません。 途中、プールでのシーンを、愛の絶頂と受け取る人が多いようですが、私は耳が聞こえない人の世界観だと思いました。 無音状態が、「海の底みたい」と、よく言われます。 二人は、この競演をきっかけに同棲、その後破局。理由は不明。

  • fbx********

    2.0

    ううん、評価難しい

    あまり欠点のない映画だが、 飛び抜けて面白い訳でもない。 この映画をきっかけに主演の二人は結婚して、そして、離婚したと思ったけど、 どうでしたっけ?

  • dm_********

    3.0

    80年代の典型的な恋愛映画

    公開当時、実際の聾唖者であるヒロインの女優さんがアカデミー賞を獲ったりして、けっこう話題になった作品。当時、見逃していたのですが、たまたま図書館でDVDを見つけ借りてきて観ました。 観終わった後の感想は、良くも悪くも1980年代の典型的な恋愛映画だなあ、という感じです。 当時は「愛と青春の旅立ち」とか「フラッシュダンス」とか大ヒット恋愛映画がありました。 それらに共通するのは、「身分や生活境遇の違う男女が、ふと知り合い恋に落ちるが、立ちはだかる障害に負けて一度は別れる。しかし最後は、障害を乗り越えて結ばれる。」というハッピーエンドストーリでしたが、この作品もまさにその典型です。途中で筋立てがわかってしまいました。 たしかにヒロインの演技は素晴らしいのですが、この作品以降に、身体障害や知的障害の名演やそれを扱った傑作映画がずいぶん作られましたので、この作品の演技に対して特別な感動はありませんでした。 当時観たらもっと感動してみたかもしれないけど、なんだか最後まで冷静に観ていました。時間の流れは残酷だなあと思った作品でもありました。

  • どーもキューブ

    4.0

    ウィリアムハートの結婚

    ランダヘインズ監督。トニー賞受賞の舞台の映画化。原作脚本マークメドフ。僕の中のウィリアムハートは、「アルタードステイツ」と本作の愛にぶち当たっていくハートがいる。アカデミー主演女優賞を取った美しいマーリーマトリン。実際耳がご自由な方です。物語のつぶさに細かい二人の理解の壁が本作の鍵!必死になって歩みよろうとする二人。僕はこんな関係まで踏み込める男女は逆にうらやましく見えた。撮影後2人が結婚した理由には、愛の理解が成就した由縁か?(のち離婚)二人の愛のぶつかりをぜひ!

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