夢があって、興奮もあって。
- ganmei6262 さん
- 2013年12月18日 23時23分
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- 役立ち度 1
- 総合評価
まず、物語の設定からして興味がわく。おもちゃがそれぞれしっかりした意志を持ち、人間のいない時には部屋を動き回り、おもちゃの世界独特のルールに従って生活しているという設定は、初めて観た時感心した。
アイディアも良いのだが、物語自体もしっかりしていて、子供向けの作品という範疇には収まらない出来になっている。笑ったり落ち込んだり感情性豊かであると同時に、どこか優しい雰囲気の漂っているのも素敵だった。見事なメインストーリーに加えて、登場するおもちゃの多くが現実に存在する玩具であるなど、小ネタにも事欠かない点もすごいと思う。
ウッディはバズに「アンディの一番のお気に入り」としての地位を脅かされて悩むし、一方でバズも自身がただのおもちゃに過ぎないことに気付き自信を喪失してしまう。このような挫折は、私たちにとっても身近なものであるから親近感が湧くのだが、さらにこの挫折を友情で克服するというの点も、夢があって暖かいまとめ方だなあと感じた。
演出や映像に関しては、質が高く、しっかり「おもちゃらしさ」が出ていて面白かった。また音楽に関しては歌が特に印象深い。
観る人を選ばない秀作だとつくづく感じる。すでに二、三回観たことがあったけど今回も十分楽しませてもらった。
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