ニクソン

NIXON

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ニクソン
3.3

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

本編配信

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作品レビュー(12件)

不気味33.3%切ない16.7%知的16.7%不思議8.3%絶望的8.3%

  • xeno_tofu

    4.0

    どんな権力者も人で、弱いものだと知る

    「ペンタゴン・ペーパーズ」、「大統領の陰謀」の流れで、鑑賞。 鑑賞するまでニクソンの半生を追う内容とは知らなかったが、ウォーターゲート事件からの一連の不正に手に染めた経緯が、そのバックボーンから描かれたことから、なぜこの一連の事件が起きたのか、すっきりと理解できる。 それは、弱かったからだ。自分の弱さをひた隠すために、ライバルや学生やリベラル派、マスコミなどの批判者を徹底的に敵視し、負けや、そこから生じる屈辱を恐れ、攻撃し、隠蔽する。 劇中、女子学生の指摘で明かされるが、ニクソンの周りは味方ばかりではない。「野獣」を飼いならすように立ち回らなければ生きていなかった。つまり、自分の腹のうち、弱みを見せれば、そこに噛みつかれ、食い殺される世界を渡ってきたということだ。 最近の伝記映画だと、人物の多層性は描かけても、どこにクライマックスを設けて、何かしら取り上げた人物に対する賛美が透ける。むしろ賛美もしくは憎悪がなければ、伝記の対象になりえないのかもしれないが、本作はかなり抑制的に取り上げていたように思う。米中会談は、大統領専用機のなかで同行記者から賞賛を受けたシーンを取り上げるなど、ニクソンの人物像の多層性を描くことに一役買っている。 そのため、3時間超の大作になるのは仕方ないと感じたが、やはり長い。。。 1970年代の米国政治情勢をある程度知っていないと、かなり退屈だろうし、ウォーターゲート事件はじめ一連の不正は、あくまで大統領周辺部分しか描かれないから、どんな事案だったのかしっかり分からないまま進行する。 こうなると、楽しむには、かなりの予備知識が必要な構成でした。 あと、今回DVDで鑑賞しましたが、画面の上下左右に黒塗りで、その下部分に字幕があるという画面で見づらかった。4:3画面に見やすいようにした形式なのかなと思うが、演者の演技がしっかり見えなかったのは、ちょっと不満点でした。

  • 一人旅

    3.0

    オリヴァー・ストーンが描くニクソン

    オリヴァー・ストーン監督作。 第37代アメリカ大統領リチャード・ニクソンの半生を描いた伝記ドラマ。 オリヴァー・ストーン監督が手掛けた社会派映画で、ニクソンの幼少期、大統領になるまでの過程、そしてウォーターゲート事件で糾弾されるまでを描き切っている。ニクソンの政治史を描くと同時に、ニクソンが抱える暗い過去や知られざる人格、妻や娘との関係も描いている点が興味深い。 伝記映画なので物語は淡々としていて盛り上がりに欠けるのが残念だが、ホワイトハウス内で秘密裏におこなわれる政府上層部による談合の場面では緊迫感と焦燥感を感じさせるし、大衆に見せる顔とはまるで違う、きな臭く厳しい表情と態度を見せるニクソンの姿が印象的だ。 主演のアンソニー・ホプキンスが好演。決して表情は豊かではないし基本的に抑えた演技が目立つが、大統領に上り詰めた結果一気に転落していく波乱の生涯を送ったニクソンを演じ切っている。

  • ind********

    4.0

    暗黒支配の70年代米国民主主義からの警告

    ただ負けず嫌いの普通の男が、利権争奪争いの並にのせられてお神輿の米国大統領になってしまった顛末。 ニクソンと言えば、鼻の大きなあまり印象の良くない暗いイメージの・・・そうだ米国大統領だったんだ、程度の印象。 3時間超の長時間鑑賞で、ああ、それでなにやら印象が悪く、あまり語られることのない大統領だったんだと気づけます。 やや貧しい家の出だった男が、土地から石油が出たことで大金をつかみ、政界を目指したのが始まり。当時売出し中の大富豪のオボッチャマ・ケネディーと争うことになり、まあ、とにかく連敗につぐ連敗。それが、ひょんなことから・・ダラス事件なんだけど、大統領に押し上げられちゃう。 そして、その後ベトナム敗戦、米中国交正常化、対ソ緊張緩和・・そして例のウォーターゲート事件。そして、大統領辞職。 70年代のかなり暗いアメリカ政治を一息に観ることができ、「ああ、そうだったのだ」の連発。極めて近い時代の政治劇の裏にあったのは、利権を争う政財界の暗黒支配。民主主義の権化のような米国の恐ろしい裏側が垣間見え、政治が国民を救うことはないのだという確信にいたります。70年代米国民主主義からの警告です。 あれほど熱狂的な支持を得たオバマ大統領が、何故、政治力を活かすことができないのか、いや、いまや批判の的になってしまうのか、政治が国民救済の「ドリーム」でないことが、なにやら見えてきます。 政治はけっして国民のために行われるわけではないので、その権力の横暴・暴走を阻むためには、絶え間ない告発と真実追及、打倒も辞さない対決姿勢を維持し、権力との間に緊張関係をつくることが必要のようです。 特定秘密保護法で政治の不誠実にベールを掛けようとする権力に対抗するには、暴露が民衆の武器だ・・・ウィキリークスの主張にも頷ける部分もあります。 やや感情的表現が古臭く感じますが、観て損はないでしょう。 現代政治を理解する、教科書としても鑑賞できるのではないでしょうか。 キッシンジャーは必見です。

  • oak********

    4.0

    ニクソン再考

     「プロスト×ニクソン」が面白かったので、O.ストーン監督がニクソンをどのように描いたかに興味が湧き、観ることにした。本作も複雑なインチキ人間と言われたニクソンに予想外に好意的な見方を残して描いている。JFKはほとんどリップ・サービスの大統領で、JBJが意外に良い仕事をしたことは多数が支持する見方であるが、ニクソンもJFKを超えていたのかもしれない。オバマ大統領がJFK同様のリップ・サービスによる人気だけの大統領である場合には、アメリカ帝国の凋落は決定的なものになろう。

  • meg********

    4.0

    社会勉強として一度観ておいても良いのでは

     同じ『ウォーターゲート事件』関連作品でも、(先日観た『大統領に気をつけろ』と比べると)こちらの方が断然シリアス。  ただし、私の様に歴史に無知で『この映画でウォーターゲート事件とは何か学ぼう♪』等という甘い考えを起こすと、痛い目に遭う。『『ウォーターゲート事件』は当然誰でも知っている物』との前提の元にこの映画は作られているので、途中で訳がわからず3回も寝てしまい、(1回3時間以上と異様に長いので)4回目にしてやっと通しで観れる迄結局12時間も費やしてしまうというアホな経験をしかねないので、『ウォーターゲート事件って何??』という人は、ウィキペディアを先に一読しておく事をオススメします。  最後にニクソンが退任する時の演説の中に(4分位)心に響く文章があり、『観て良かった(^O)=3』と思った。  社会勉強として、一度観ておいても良い作品ではないでしょうか?

スタッフ・キャスト

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受賞歴

LA批評家協会賞第21回

助演女優賞

基本情報


タイトル
ニクソン

原題
NIXON

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-

ジャンル