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ニクソン (1995)

NIXON

監督
オリヴァー・ストーン
  • みたいムービー 47
  • みたログ 289

3.31 / 評価:71件

どんな権力者も人で、弱いものだと知る

  • xeno_tofu さん
  • 2019年7月13日 18時26分
  • 閲覧数 192
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

「ペンタゴン・ペーパーズ」、「大統領の陰謀」の流れで、鑑賞。

鑑賞するまでニクソンの半生を追う内容とは知らなかったが、ウォーターゲート事件からの一連の不正に手に染めた経緯が、そのバックボーンから描かれたことから、なぜこの一連の事件が起きたのか、すっきりと理解できる。

それは、弱かったからだ。自分の弱さをひた隠すために、ライバルや学生やリベラル派、マスコミなどの批判者を徹底的に敵視し、負けや、そこから生じる屈辱を恐れ、攻撃し、隠蔽する。
劇中、女子学生の指摘で明かされるが、ニクソンの周りは味方ばかりではない。「野獣」を飼いならすように立ち回らなければ生きていなかった。つまり、自分の腹のうち、弱みを見せれば、そこに噛みつかれ、食い殺される世界を渡ってきたということだ。

最近の伝記映画だと、人物の多層性は描かけても、どこにクライマックスを設けて、何かしら取り上げた人物に対する賛美が透ける。むしろ賛美もしくは憎悪がなければ、伝記の対象になりえないのかもしれないが、本作はかなり抑制的に取り上げていたように思う。米中会談は、大統領専用機のなかで同行記者から賞賛を受けたシーンを取り上げるなど、ニクソンの人物像の多層性を描くことに一役買っている。

そのため、3時間超の大作になるのは仕方ないと感じたが、やはり長い。。。
1970年代の米国政治情勢をある程度知っていないと、かなり退屈だろうし、ウォーターゲート事件はじめ一連の不正は、あくまで大統領周辺部分しか描かれないから、どんな事案だったのかしっかり分からないまま進行する。
こうなると、楽しむには、かなりの予備知識が必要な構成でした。

あと、今回DVDで鑑賞しましたが、画面の上下左右に黒塗りで、その下部分に字幕があるという画面で見づらかった。4:3画面に見やすいようにした形式なのかなと思うが、演者の演技がしっかり見えなかったのは、ちょっと不満点でした。

詳細評価

物語
配役
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映像
音楽

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