水の話/プチ・シネマ・バザール (1957~1989)
UNE HISTOIRE D'EAU/ONGYILKOSSAG/TMA, SVETLO, TMA/UNUSUAL GROUND FLOOR CONVERSION/RIGE
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男と女とカメラ
- fna***** さん
- 2008年10月9日 9時13分
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- 総合評価
この作品集にはトリュフォーの短編集なども入っているというヌーベルバーグ好きには
たまらないものがあるようだ。
この中の一つ、ゴダールの「水の話」を観た。
フランスで大洪水になった時に撮影したという短編だった。
確か、「勝手にしやがれ」のメイキングを観たときに、ゴダールは映画について
「女と男とカメラがあれば映画は作れる」と話していた。
まさに「水の話」は、ゴダールの言う通りに女が出てきて、男が出てくる。
ジャズっぽい、ポップのような音楽をバックに、ひたすら主人公の女がモノローグとして
話まくり、それに映像が流れるという短編で、終わりには製作スタッフの名前まで
読み上げるという丁寧?な作品だ。
面白いか、面白くないかは別にして、フランス人の不可思議な自由恋愛の発想がこの映画に
見て取れるような気がした。(理想論なのかもしれないが)
いかんせん、主人公の女が見知らぬ男と知り合って、そのままヒッチハイクして、キスして、
パリについたら、「今夜はこの男のところに泊まるのだろう」なんていう展開は、
非常に西洋的な感じがした。
映画だから、と言ってしまえばそれで済むのだが、まぁ、なんというか、恋が溢れているらしい?!
おフランス映画だからできる内容なのかもしれない。
唖然とする展開に、そのまま映画は終わってしまった。。
うーん。。世界の映画人はゴダール先生を高く評価したがるが、そうなんですかねぇ。。
若干、買いかぶっているような気がした、そんな作品でした。
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