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エリックの青春 (1975)

ERIC

監督
ジェームズ・ゴールドストーン
  • みたいムービー 11
  • みたログ 19

4.60 / 評価:9件

今日も外をたくさん歩きました。

  • tra***** さん
  • 2008年7月31日 0時16分
  • 閲覧数 491
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

「ジョーイ」からかな?一時期ドラマや映画でも不治の病ネタがやたらと増えた時期がありました。でもそのブームの前に秀作がありましたね。この「エリックの青春」。母親の手記が原作、つまり実話なんですって。

これ映画館で見ました。まだ俺、中学生。結構、じわっときたなぁ…。

ちなみに弟役は「スターウォーズ」でブレイクする前のマーク・ハミル。パンフレットにはマーク・ハーミルだかハイミルだとか書かれていましたね。マーク・ハミルのショットをパンフの中をさがしたけど、彼だってわかるショットは白黒の1枚だけでした。無名の子役時代の扱いなんてそんなもんですよねぇ。

大学のサッカー選手のエリックがランニングから帰ってきた。母親はエリックの太ももに大きな吹き出物を見つける。「お医者に行ってきなさい」。このときはまだ誰も、これが白血病の症状だとは思ってもいなかった。

まだ日本は癌告知ってものの是非が問われていて、教えない派がマジョリティだった頃だ。だがアメリカは告知がすでに一般的だった。自分の病気を知り驚愕するエリック。家族もなかなかそれを受けいられない。まだローティーンの弟は兄の運命を知り、兄にすがりつき泣きじゃくる。

エリックの闘病、看護婦さんとのつかの間の恋愛、家族の愛、サッカー…エリックは精一杯生きました。それこそ羨ましいほどの密度で生きました。

いつの間にかエリックの歳を越え、もしかしたら、エリックの倍ぐらいの歳になっちゃったかも知れないですが、私は彼ほど濃密に生きてきてはいないだろうなぁ。俺もいつかは死ななきゃならないんだから、生きてるときぐらい、精一杯生きなきゃね。

さて、これから本格的なネタばれ。観てない人は飛ばしちゃってね。




看護婦さん役の女優さん、個性的な顔立ちで、いっちゃあなんだが、あんまり美人じゃない。それが逆にリアルな感じになっていますね。「愛してるわエリック…あなたの赤ちゃんがほしい」。自分の運命を知っているエリックとそれを承知で告白する女性。エリックは彼女を愛するがゆえに明確に返事ができないで口ごもる…。

中学生の俺は、子供ができるプロセスを悪友とわいわいやってた歳だったから、この台詞をいう女性に正直いって驚きました。と同時に、「性」は「生」なんだ、と初めてまじめに考えるきっかけとなった台詞でした。

学生最後のサッカーの試合。エリックは叫ぶ「これが最後のゲームだ!」。チームメイトは誰一人、彼のいう「最後」のもうひとつの意味を知らない。観客席では彼の家族と彼女がしばし彼の病気を忘れて盛んに声援を送っている。

エリックの最期。病院のベットに静かに横たわっているエリック。愛する人たちが最後の別れをする。「お母さん…ぼくの代わりに外を歩いてくれないか…」。エリックは母親に願う。ラストは外を歩く母親とベットのエリックの横顔がオーバーラップするんですよ。いろいろな景色の中を歩く母親。エリックの眠るような横顔…。

昔観た映画です。ストーリーや台詞がいまいち曖昧ですね。看護婦さんとエリックがどうなったかは覚えていないや。でも、最後に外を歩く母親の姿は覚えていますね。悲しかったなぁ。

今日も暑かったけど、外をたくさん歩きました。歩くとね、季節の移ろいがよくわかるんですよ。季節の流れは人生の流れでもあります。生きていることに日々感謝しつつ、精一杯生きて行きたいものですね。

さて、明日もめんどくさい仕事がまってるけど、めげずにがんばろう。

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