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エル・ドラド

エル・ドラド

EL DORADO

126

par********

4.0

主人公なのに使い物にならないガンマンたち

ジョン・ウエイン、ハワード・ホークスコンビの傑作西部劇。スペクタル感こそないが男たちが堅実に仕事をこなしていく渋い良さがあると思う。 主人公はジョン・ウエイン、その脇を固めるのがロバート・ミッチャム、ジェームズ・カーンという3大スター。面白いのがこの三人がガンマンとして使い物にならないという設定だろう。 ソーントン(ウェイン)は半年前に受けた怪我が原因で右腕が満足に使えず、J・P・ハラー(ミッチャム)は女に振られ酒に溺れ、ミシシッピ(カーン)はそもそも銃の初心者で精度の悪いソードオフショットガンを持たされている。 そんなポンコツ ガンマン3人が、マクドナルド家を悪漢から守るためにエル・ドラドの街を舞台に銃撃戦を繰り広げる・・なんて設定、燃えないわけがない。西部の町並みを立体的に使ったガンアクションは息もつかせない。単なる撃って撃たれてに終わらず、酒屋に逃げた相手を探して追い詰めたりとちゃんとアクションに一工夫あるのが良い。ミシシッピが持ってるのは西部劇では珍しいショットガンで、彼がこれを打つ度にバーン!という轟音と飛び散る木片・吹っ飛ぶ悪漢ととても気持ちがいい。だからショットガンが出てくる映画は好きだ。それぞれ欠点がある3人のキャラクターを収まるべきところに収めていくリイ・ブラケットの脚本が見事だった。

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