凡才は凡庸を嫌い、奇をてらい、策に溺れる
- oky***** さん
- 2008年5月20日 5時33分
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トリアー監督の作品には救いがない。人間不信からくる残忍性が、垣間見える。見る者を落胆させる。「ヨーロッパ」では裏切り者を作り「ドッグヴィル」では殺人鬼を作り「奇跡の海」では神を冒涜し「ダンサーインザダーク」では、子供から母を引き離す。全ての作品で、主人公をおとしめて、観客までも絶望的にする。カンヌ国際映画祭で賞を与えたことが、彼を鬼才にしていく。天才は人々を幸せにする。その意味で、彼は天才とは言い難い。
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