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シービスケット

シービスケット

SEABISCUIT

141

ts_********

5.0

まさかまさかの末足

2009年有馬記念、最後の直線で1番人気馬との競り合いを制したのは、馬体の小さな馬だった。 最後の叩きあい、マッチレースのようだ。 その馬は「ドリームジャーニー」、彼の父親は「ステイゴールド」。 「ステイゴールド」も末足の切れる馬、しかし多くの強敵に国内では勝つことができなかった。 しかし、海外での引退レースで初めてG1を制し、2001年に引退。 個人的に、今まで一番応援し、勇気と感動をもらった馬だ。 この映画が公開されたのが、それから約2年後のこと。 「シービスケット」、彼も小さな馬体、気性は激しくレースでは散々な成績。 その馬を見つけ強い馬に育て上げたのが三人の男達と一人の女性。 大恐慌の時代、人々はどん底から這い上がるために希望を求める。 そんなときに人々が目にしたのが、でかく強い馬を次々とかわしていくヒーロー、小さな「シービスケット」だった。 今の不況時代、やはり勇気をもらいたい。 別に競馬じゃなくてもいい、ヒーローの登場を待っている。 個人的には「ドリームジャーニー」に夢を託したい。 この作品、レースの様子を繊細に描いている。 騎手同士の会話と駆け引き、馬との対話、故意の妨害など。 現代のレースでは、VTRで撮られているのであまりないとは思うが、ぼやいてる騎手もいるのだろうか。 そしてマッチレース、ファンに夢を見させてほしい。 競馬ファンでなくても、時代背景、わけありの人生を送ってきた人たちの運命の出会いなど見所はある。 挫折、復活、勝利、いずれも実話を元にしているので、感動もなおさら。 メイキング映像は見ないほうがいいかも、ちょっとがっかりした。

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