ここから本文です

ドーン・オブ・ザ・デッド (2004)

DAWN OF THE DEAD

監督
ザック・スナイダー
  • みたいムービー 112
  • みたログ 2,243

3.54 / 評価:812件

解説

ホラー映画の金字塔ともいうべきジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』を現代風にリメイク。原因不明の“病原体”によりゾンビと化した人々と、巨大ショッピングモールに逃げ込んだ生存者たちの壮絶な死闘を、スリルとブラックユーモアを交えながら描く。監督はCM界出身のザック・スナイダー。出演は『死ぬまでにしたい10のこと』のサラ・ポーリー、『デッドロック』のヴィング・レイムスら。オリジナルファンをも唸らせる残酷描写とスタイリッシュな映像が見どころだ。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

アメリカのワシントン州エベレット。看護婦のアナ(サラ・ポーリー)は仕事を終えて帰った翌朝、人間たちが凶暴化し、機敏な動きで次々と人間を襲う光景を目にする。パニックに陥った彼女は、夢中で自動車に乗り込み、町を離れようとするが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

「ドーン・オブ・ザ・デッド」オリジナルを凌駕した「ゾンビ」そのものの恐ろしさ

 リメイクにいいものナシ。とりわけカルトをメジャースタジオがリメイクし、しかも監督が新人だったりすると一気にその確率は高くなる。ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」をリメイクした本作は、その条件をすべて満たしていながら、オリジナルさえ凌駕するようなホラーを作り上げた。もうびっくりである。

 その驚くべき新人ザック・スナイダーがここで描いたのはゾンビの恐怖。俊敏に動き超人的パワーを得た彼らが世界を支配するその瞬間を突きつけてみせた。つまり、一握りの人間がショッピングモールに篭城し、実はゾンビ以上に怖い人間の本性と対峙するロメロ版とはまったく異なるアプローチをとったのだ。

 意を決してモールを脱出するサバイバーたちが目撃し体験するのは地獄と変わり果てた世界。蛆虫のごとくわきでたゾンビたちが彼らの武装バスを覆い尽くしたそのビジュアルは本作の白眉であり、私たちを震え上がらせる。世界の終焉を感じさせるのだ。

 手垢のついたホラーキャラクターを新解釈によって21世紀に甦らせる。ならばリメイクする価値は十分。ゾンビが怖い、初めてそう思った。(渡辺麻紀)

日比谷映画ほか全国東宝洋画系にて公開中

[eiga.com/5月18日]

映画.com(外部リンク)

2004年5月18日 更新

本文はここま>
でです このページの先頭へ