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アドルフの画集

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5.0

ネタバレ主人公は「マックス」なのに

邦題のせいか、また歴史的有名人な為か、 観客は皆「アドルフ」に注目してしまうようだ。 アメリカ版と日本版の予告編を観ても歴然、 日本は「アドルフ」の物語に構築しなおしている。 原題は「MAX」。「アドルフ」の画才を見出した ユダヤ人画商の青年の名前だ。 「マックス」の物語として見ていくなら 全く違う話が見る側にも受け取れると思う。 自分も邦題から「アドルフ」の話と受け取った一人なので、 後にDVD購入し何度も観直した次第である。 暗く悲しい物語だし、派手な演出も盛り上がりも無いが、 何度も反芻できる物語である。 「マックス」がずっと側に居れば「アドルフ」は 独裁者にはならなかったかも知れない、 というファンタジーを感じて哀しみが胸にしみた。 いつも明るいジョン・キューザックが渋く見えて惚れ直した。

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