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息子のまなざし (2002)

LE FILS/THE SON

監督
ジャン=ピエール・ダルデンヌ
リュック・ダルデンヌ
  • みたいムービー 85
  • みたログ 414

3.74 / 評価:94件

罪を憎んで人を憎まずの究極形

  • ポルティ さん
  • 2019年3月27日 14時11分
  • 閲覧数 182
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

息子を殺した犯人の少年が自分が教官として働く更生施設に入所して来る。憎きそいつはいつでも復讐出来る距離にいるが、果たして父親は息子の恨みをはらすのか赦すのか…もうこのプロットだけで、ものすごく深い心理的テーマを持った作品だとわかる。

この話であれば誰が監督しても平均点以上は取れるほどにストーリーのアイデアは素晴らしい。
いくらでも上手くアレンジ出来そうなこの好素材をどう料理するかが一番の見せ所になるが、超リアリストのダルデンヌ兄弟はこれをいつもながらの徹底したドキュメンタリータッチで描いていて、冷静な視線による臨場感が半端ない。
殺すべきか赦すべきかの葛藤と苦悩で揺れ動く父親の感情を抑えた演技が作品に重みと厚みを与えていて、良い映画であることに全く反論はない。

この生々しい手法だからこそ、受ける印象が強烈になっているのは間違いないが、逆に娯楽性の希薄なクセの強い作品になっているのも事実。個人的にこの演出がしっくり合わず、最後まで観るのがしんどかった。
これはこういう撮り方でなく、もっと脚色された作り込んだ演出でも十分面白い作品になっただろう。むしろ、そっちのスタンダードな演出バージョンでこそ見てみたかった気がする。

詳細評価

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