10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(12件)

不思議15.4%ゴージャス15.4%切ない15.4%かっこいい7.7%ファンタジー7.7%

  • dkf********

    4.0

    映画ファン狂喜の巨匠達の10分間7本勝負!

    すべての映画ファンが絶対スルー出来ない巨匠たちの画期的共演。集まった監督たちの顔ぶれを見ただけでも、これはもはや映画史の「事件」といえるかもしれない。企画モノにありがちな玉石混合の「寄せ集め感」がなく、巨匠たちが互いに意識しあって真剣勝負した中身のある作品集となっているように思う。 いずれ劣らぬビッグネームたちの中でも、やっぱり中心はビクトル・エリセだろう。その存在感、話題性は別格。わずか10分間の中にひとつひとつのカットを丁寧に綴り、映像ですべてを語るという監督の世界観を見事に描き切っていて、その演出手腕にはただ感心するばかり。エリセの参加でこの企画は成功したも同然となった。 ただ、個人的なベストはエリセでなく、ラストのチェン・カイコー。本作の中ではおそらく最も完成度が高いと思う。観念的なものではなく、10分間でちゃんとした起承転結のある「短編映画」になっている構成が良いし、激変する中国にあって失われていくものへのノスタルジーを感じさせるファンタジックなストーリーも素晴らしい。 今にして思えば、よくぞこんな企画が成立出来たものだと思う。とにかくこれは映画界からファンへの最高のプレゼントであり、この贅沢なコラボレーションを素直に楽しむべきだろう。 余談 もう一本の「イデアの森」の方は監督の顔ぶれもマニアックな傾向にあり、各作品もイマイチなのでレビューは割愛・・・こちらの個人的なベストはマイケル・ラドフォード監督の「星に魅せられて」かな。

  • aqu********

    2.0

    おもしろいですか。。。??

    すみません。私、このDVD興味あったんで、必死で探してやっと手に入れたんですが、なんか思っていたものと違っていて、「10分間に凝縮された人生の縮図」を期待していたのですが、なんとなく、各有名監督のサンプルムービーって感じで、なんかすごい監督たちなんだろうな~ってのはわかるんだけど、サンプル感が前に出すぎてて、映画としては、ちょっと、えっ!いうか、なに?っていうか、よくわからなっかったです。 こんな映画もあるんですね。 期待して購入した分、かなりザンネン感強かったです。。。。 すんません。

  • kok********

    5.0

    外国映画ファンにはたまらない

    時間をテーマにした、巨匠たちによる各10分の作品集。 ひとりでも好きな監督がいたら絶対観るべし。 【結婚は10分で決める】 フィンランドの超高名監督カウリスマキの作品。 この手の中年ストーリーは本当ほんわかする。 そのなかに、監督らしい鋭利な配色が光る。 ☆☆☆☆ 【ライフライン】 ヴィクトル・エリセ監督。 10分という時間を巧みに使いこなす手腕にうなる。 ばらばらに行動している家族たちのなかで、 乳児の存在感が抜群である。 どこか心の深いところで感動できる名作だと思う。 ☆☆☆☆☆ 【失われた一万年】 ヴェルナー・ヘルツォーク監督。 未開の人を追ったドキュメント。 いや、どう見てもドキュメントだけど、 フィクションなのかもしれない、 と思わせる感じが逆にいい味出している。 ☆☆ 【女優のブレイクタイム】 あたしの大好きなジム・ジャームッシュ監督。 モノクロでも空気の味が伝わるのはさすが。 女優の、トレーラーでの休憩タイムをリアルに撮った。 クロエ・セヴィニーファンも必見。 ☆☆☆☆ 【トローナからの12マイル】 ヴィム・ヴェンダース監督。 ナチュラルドラッグを体感できる。 ロードムービー的でもあり、 感動のストーリーでもある。 なんだか、泣けた。 ☆☆☆☆ 【ゴアVSブッシュ】 スパイク・リー監督。 シリアス系、インタビュー映画。 投票するほうもされるほうもそうだけど、 アメリカ人の、選挙への熱が感じられた。 日本もこれくらいにならないと、ね。 ☆☆☆ 【夢幻百花】 チェン・カイコー監督。 主人公が福徳そっくりだった。 位置づけを拒みたくなるような素敵な作品。 鐘楼の音にうっとりした。 ☆☆☆☆☆ 久しぶりに“このDVDが欲しい!”と思えた映画でした。 では次いってみよお。

  • ********

    5.0

    スタイルのカタログ

    2002年。名監督たちが描く10分の世界、レッド(トランペット)編。「結婚」「誕生」「死」などそれぞれにテーマがあるようですが、すばらしいのはテーマではなく、よくもわるくもそれぞれの監督のスタイルがはっきりとわかることです。まるで世界の映画プロモーターへのPRのような、スタイルのカタログ。だいたい10分でそんなに複雑なことは描けないのだから。 最初のアキ・カウリスマキ監督など、冒頭の大きな赤い扉と、続いてカメラがひくとそこから男がでてくるという数秒間のたった二つのカットだけで、「カウリスマキ節」としかいいようのないスタイルが明確にわかります。故郷を捨ててシベリアに行く男が結婚を決断する。それだけなのに、男と女は向かい合わずに横に座るとか、光は横から差し込むとか、この断固としたスタイル。すばらしい。 ヴィクトル・エリセ監督は止らない時間と止る時間を描き、ヴェルナー・ヘルツォーク監督は時間を統一しようとする暴力を、ジム・ジャームッシュ監督は休息できない休息の時間を、ヴィム・ヴェンダース監督は薬物で狂っていく時間を、スパイク・リーは政治の決定的な時間を、チェン・カイコーは頭の中だけにある止った時間を、それぞれ描いています。カタログをめくるように見るべし。

  • dob********

    5.0

    『10分で描かれる人生の輪』

    この映画を料理に例えるならフルコースのようなもの 小粋に盛り合わせられた洒落た料理を一品一品ゆっくりと味わい、 組み立ての変化やシェフの個性をじっくりと楽しみたい 早速7人の巨匠達が提供する『10分間のご馳走』をゆっくりと堪能してみよう まずは前菜 『結婚は10分で決める』 北欧の巨匠アキ・カウリスマキ 作品のテーマは『結婚』 フィンランドの夜から始まる映像、一人の男、そして女。彼の映画はそれで十分だ 彼の映し出す『夜』は特別な印象を感じる 黒でもなく青でもない、かといって藍色とも少し違うこの不思議な色が好きだ 食欲をそそり次への期待を抱かせるには十分の作品 二品目はスープ 『ライフライン』 映像の詩人、ヴィクトル・エリセ 作品のテーマは『誕生』 ただ、あるがままの姿でフィルムの中に息づいている魂と完璧な構図、音 何の説明もなく淡々と綴られる物語に圧倒的なイマジネーションを感じる 『送り出す作品は10年に一度』という寡作の芸術家・エリセ 一点の不純物も存在しないスープのような、慈愛に満ちた味わいと余韻を約束しよう 彼の奥深さを体感する至福の10分 三品目はサラダ 『失われた一万年』 ヴェルナー・ヘルツォーク 作品のテーマは『進化』 ブラジルの密林深くに住む放浪民族、ウルイウ・ワウワウ族と文明の邂逅の瞬間を 収めたドキュメンタリー。個人的にはこれが一番美味しかった、☆☆☆つ星進呈 はっきり言ってメインディッシュにも相当するような濃密な10分間だった 今までヘルツォークという監督を名前ぐらいしか知らなかったが、凄い監督だと感じた 彼のファンにお気に入りレビュアーさんが2名登録しておられた どちらも相当な映画通の方で、勝手にシンパシーを抱かせて頂いているのだが、、笑 この監督の作品『フィッツカルド』『アギーレ/神の怒り』など観てみたい なかなか置いていないかもしれないけれど探してみる価値はありそうだ ここらで少し気分を変えて目の前のパンに手を伸ばしてみる  四品目 『女優のブレイクタイム』 オフビートの雄、ジム・ジャームッシュ 作品のテーマは『孤独』 素朴なパンのように優しく飾らない味わいの作品だ 超多忙な女優の、10分の休憩の様子をそのまま見せてくれる さて、、『自分なら何をするだろう?』まず考える 煙草に火をつけて好きなCD流して、ソファに腰をおろして靴を脱いで、好きな人に電話、、 『やっぱり女優といっても一般人と求めている事同じなんだよなぁ』と嬉しく感じたり しかしそんな中でもマイクやヘアーのチェックが入ったり、この職業もなかなか大変だ その辺りの軽妙なやり取りがジャームッシュらしくて微笑ましい 人生の中の10分という短い時間にもささやかなドラマがある 孤独は一本の電話で癒される、、か。やっぱりジャームッシュいいなぁ ただ、欲を言うと個人的にはもう少し笑いのスパイスが欲しかった ジャームッシュ短編ならやはり『ナイト・オン・ザ・プラネット』が最高 五品目は魚料理 『トローナからの12マイル』 孤高の映像作家ヴィム・ヴェンダース 作品のテーマは『死』 『パリ・テキサス』や『アメリカ、家族の居る風景』で描かれた彼の『アメリカ』が好き 乾いた大地の茶、空の青、建物の水色、舗道の赤、細かい所にまで行き届いた配色の妙 ロードムービーの王様が描く短編は、美しく盛られた皿のようにカラフルでヴィヴィッド LSDかコカインか、もしくはマジックマッシュルームか、、 『誤ってクスリをキメテしまった男が病院までの12マイルを運転する』という、ただ それだけの話なのだが、とにかく映像が印象的。光と色の洪水といった感じか こういうヴェンダース作品は観た事がないので新鮮だった。ラストも優しく微笑ましい 六品目は肉料理 『ゴアvsブッシュ』 ハリウッドの奇才、スパイク・リー 作品のテーマは『運』 ドキュメンタリータッチの濃厚で、シニカルで、スパイシーな作品 なかなか興味深く観る事が出来た。政治には駆け引きや思惑、そして最後はやはり『運』 スパイク・リー監督作品は未見だが、機会があれば観てみたいと思う出来 ラストを飾るのはデザート 『夢幻百花』 アジアの巨匠・チェン・カイコー 作品のテーマは『郷愁』 引っ越し業者と、狂人のコミカルなやり取りが微笑ましい ラストを優しく、美しく、締め括ってくれる手腕は流石 タイトル通り、幻のような不思議な心地良さを約束してくれるデザートだった 総評・十分満足出来たので☆☆☆☆☆レストラン認定 ネームバリューだけに惹かれる訳ではないけれど、これだけの巨匠作品を一度に 堪能出来るのが短編集の良い所。皆さんもお気に入りの一作を探してみては? お気に入りレビュアーさんの興味深いレビューで巡り合えた作品。感謝します    

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス

原題
TEN MINUTES OLDER: THE TRUMPET

上映時間

製作国
イギリス/ドイツ/スペイン/オランダ/フィンランド/中国

製作年度

公開日
-

ジャンル