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キル・ビル Vol.2 (2004)

KILL BILL: VOL. 2

監督
クエンティン・タランティーノ
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3.39 / 評価:603件

解説

娘と夫を殺された最強の女エージェント“ザ・ブライド”の復讐劇を描くクエンティン・タランティーノ監督のアクションエンターテインメント巨編の第2弾。テキサスの荒野と中国大陸、メキシコを舞台にマカロニ・ウエスタンの世界が展開する。主演は前作と同じくユマ・サーマン、今回は ビル役のデヴィッド・キャラダインも活躍する。脇を固めるのはサミュエル・L・ジャクソン、ダリル・ハンナと個性派揃い。アクションづくしの第2弾にくらべ主人公ザ・ブライドの内面にスポットをあてたストーリー展開に注目。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

東京での復讐を終えたザ・ブライドは、残る標的を求めてテキサスの荒野に降り立った。そこにはストリップ・クラブの用心棒をするビルの弟バド(マイケル・マドセン)が酒浸りの日々を送っていた……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

「キル・ビルVol.2」「1」に批判的だった人も、見る価値はある

 ああ、これだ。待っていたのはこの味わいだ! 2つに分けてなお2時間越えかい、と突っ込みつつも、「1」以上にタランティーノらしさが炸裂する展開にワクワク、ゾクゾクだ。

 「1」に批判的だった人も、見る価値はある。直線的に突っ走っていた「1」とは、まったく違ったトーン。舞台はマカロニ・ウェスタンな世界となり、ザ・ブライドがさすらいの女ガンマン仕様になったというだけではない。タランティーノならではの、一筋縄ではいかない悪党キャラ、そのキャラが反映する独特のダイアローグがおいしいのだ。「1」に足りなかったのは、まさにこれ。しかも今回は血しぶき・残酷描写は影をひそめているし、奇天烈な日本描写に引くこともない。

 もちろん映画愛、お遊びもいっぱい。香港カンフー・パートでショウ・ブラザース映画のキャラをパロったゴードン・リューの痛快さは格別だ! そして驚きはラスト、ビルとの最終対決のエモーショナルなこと! この2人の会話に交錯する愛と憎しみ、やさしさと残酷さ(ちょっとのマヌケさも)。2人の中に息づくマカロニ魂に隠し味のサムライ魂も効いて、猛烈にせつないのである。

 「2」があって初めて、「1」も完成する。やはり1本の映画として見たかったとは思うなあ。(若林ゆり)

4月24日より、丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー

[eiga.com/4月22日]

映画.com(外部リンク)

2004年4月22日 更新

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