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花とアリス (2004)

HANA & ALICE

監督
岩井俊二
  • みたいムービー 740
  • みたログ 4,183

3.95 / 評価:1275件

少女の友情と恋と成長と

  • han******** さん
  • 2019年10月3日 7時55分
  • 閲覧数 1468
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

十年ぶりに視聴。
何度も観たしストーリーも知っている。
途中、早送りして
大沢たかおのシーンだけ見ようかななんて
そんな風に思っていたのに
やっぱり好きだなあって。
いや、当時よりももっと好きになり
わたしの宝物のような作品になった。

天真爛漫なアリスに振り回されるハナ。
駅で走り回って、
公園でさくらの花びらを掻き集めて投げて
バレエ教室できゃっきゃはしゃいで。

反対に恋愛のこととなれば
ハナの嘘に巻き込まれるアリス。

この年頃でしかできない体験を
作品を通して追体験し
霞みがかったような映像も相まって
麻酔のような恍惚感に包まれる一方、
もう戻れない青春ならではの煌めきに
なんだかノスタルジックな気持ちにさせられる。


-以下、ネタバレを含みます-


子どもより男優先の母親と暮らすアリス。
たまに会う父親は自分の知らないところで
どんどんと変わっていく。
もっと構って欲しいと思っていても
そんなことは言い出せない。
その時までじっと耐える蛹のよう。

最後
現実を受け入れ
宮本先輩に事実を告白するハナ。
自分の殻を破り自分を表現するアリス。

鈴木杏の泣きの演技は圧巻だし
蒼井優のバレエシーンは
観る度に涙が出る。

大人の女性の広末涼子と対比させることで
アリスの処女性というか無垢さというか
そういう純真さを引き立てている。
下に何か履くかを問われ
減るもんじゃないんでと答えるアリスも
まさに。

蛹だった二人が羽化する瞬間、
天使のような二人の少女の
成長が見られる。

叶美香のシーンで
蝶々はハリボテだったのは
監督の狙いかな?

雑誌の表紙モデルになり
蚊に刺された鼻を揶揄われながらも
ハナに祝福されはにかむアリスは
少し大人びて見えた。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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