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さとうきび畑の唄 (2003)

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4.18 / 評価:136件

戦争映画としてみてはいけない。

  • s_p******** さん
  • 2009年8月20日 22時20分
  • 閲覧数 3490
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

戦争映画として、レビューの採点を付けるなら間違いなく☆1つです。
ストーリーの正確さ・誠実さ。
観客へ訴えかける根源たるテーマ。
映像作品としての信念。
戦争映画は、他のジャンルと比べて上記各所に軍を抜いたリアリズムを追及しなければならないと私は思っています。
だって過去に実際に、私たちの国は戦争の加害者であり被害者だったのですから。
痛い程の描写や残酷なシーンがどれだけ多かったとしても、その全てを余すことなく映像にする事、そしてそれを目をそらさず見届ける事。
それが戦争映画を作る側と見る側の、約束みたいなものなのではないでしょうか。

だからこの作品を戦争映画のカテゴリーとして見ると、どうしても高評価はできません。



ただ、「家族の絆を確かめる」映画としては、最高です。

家族が大好きで、家族のためなら何でも出来る、人の笑顔が大好きな父親。
父親の生き方に惚れて、一歩後ろで常に父親を支えてきた母親。
両親の愛に包まれ、真っ直ぐに優しく育った子供達。

戦争の描写などではなく、家族の絆の深さに目を向けて見れば、案外感動出来ました。

陸軍に入るという息子の入隊を、最後の最後のまで反対していた父親。
軍に入る=誉が常道だった当時、国のために死ぬ事が誇りだった当時。
「頼むから死なないでくれ」と自分の子供に言える親がどれだけ少なかったか。

子供の前では常に笑顔を絶やさず、どんな時でも信念を曲げず、最期には人を殺せないという理由で死んでいった父親。
彼の商売道具のカメラに入っていた行く先ざきで撮ったであろう、出会った人たちの笑顔の写真。

不覚にも泣きました。
父親が大切にしていたモノが何なのか、まざまざと見せつけられた気がして。

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物語
配役
演出
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