ここから本文です

トロイ (2004)

TROY

監督
ウォルフガング・ペーターゼン
  • みたいムービー 232
  • みたログ 6,142

3.47 / 評価:1,109件

解説

紀元前12世紀に起こったとされるギリシャ神話の悲劇を題材に、恋の情熱によって引き起こされたトロイ戦争を壮大なスケールで描いた歴史スペクタル大作。監督は『パーフェクト・ストーム』のウォルフガング・ペーターゼン。主演のブラッド・ピットと、『ロード・オブ・ザ・リング』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』で一気にブレイクした新鋭オーランド・ブルームの競演、そしてエリック・バナを始め豪華キャストが勢ぞろい。10万の軍勢が衝突するシーンは圧巻。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

美しく無謀なトロイの王子パリス(オーランド・ブルーム)は、愛するあまり他国の王妃を奪い花嫁にする。彼女を取り戻すため差し向けられたのはギリシャの大軍と無敵の戦士アキレス(ブラッド・ピット)。そして、史上最大の戦いの幕が開く……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2004 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
(C)2004 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

「トロイ」神話的要素を排し、それゆえの悲劇を紡ぎ出す

 神と人間が溶け合い、運命や予言が物語を彩る。ギリシャ神話が何故私たちを魅了したかといえば、そんなロマンチシズム。悠久のロマンである。

 ウォルフガング・ペーターゼンが「イリアス」を映画化すると聞いたとき、真っ先に期待したのはそんなロマンだった。だが、彼がとったアプローチはヒーローたちの生き様を描くこと。栄光に囚われたアキレス、人生を母国に捧げるヘクトル、ぶざまな醜態を晒すパリス、権力に執着するアガメムノン……。

 神話的要素を排除して、彼らのそれゆえの悲劇を紡ぎ出す。これは、時にこの物語が3000年も前のものだということを忘れさせ、もしかするとその普遍性を目指したのかと気づかされる。

 もちろん、このアプローチは間違っていない。演じるピットもバナも対極のヒロイズムを体現しつつ、セクシーかつアクティブな魅力を発揮する。パリスの怒りさえ覚えるヘナチョコぶりもオーランドにはぴったりだ。しかも、女性ファンが大喜びしそうなサービスショットが満載だし。

 が、それでもロマンをひとつまみ入れて欲しかった。ときめき夢を馳せたあの時代のロマンチシズムを感じさせて欲しかったと思うのだ。(渡辺麻紀)

丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にて公開中

[eiga.com/5月26日]

映画.com(外部リンク)

2004年5月26日 更新

本文はここま>
でです このページの先頭へ