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ぼくは怖くない

ぼくは怖くない

IO NON HO PAURA/I'M NOT SCARED

109

jas********

5.0

隠れた名作 ※ネタバレ

あんまり期待せずに見たんだけど、久々のアタリ。 ぼくは怖くない、というタイトルから おかしなB級ホラー映画だとばかり思ってた。 とりあえずママがレ○プ、パパがずたずたになって死ぬような。 大体こんな話。 1978年の南イタリアが舞台。 一面麦?畑みたいな黄金色の大地が広がる場所がそこが主人公の住む村 小さくて古い家がぽつぽつあって、その村では 色んな派閥がある。 それはもちろん大人にも子供にも。 登場人物は白人の顔だけど、みんないい感じに日焼けしてる。 そしてほぼ全員黒髪、か濃い茶色。 主人公はその村に住む十歳の男の子、ミケーレ。 ミケーレアミトラーノ 親父の友達のセルジオに歌手みたいな名前だな、と言われるけどほぼ全員歌手みたいな名前。 ミケーレは妹のマリアを連れて、いつものメンバーのところへ遊びに行く。 ガキ大将一人、嫌な奴一人、ぽちゃの子一人 それとミケーレとマリアでいつも遊んでいた。 ガキ大将は一番最後に集合した奴に罰ゲームを言い渡すんだけど、 ぽっちゃりの女の子に「あそこを見せろ」という無茶な要求をする。 嫌がりながらもズボンを脱ごうとする女の子を見て ミケーレは正義感の強い性格なので ぼくが罰ゲームを受けるという。 罰ゲームは古くなった細い屋根の柱を通って 木の枝に飛び移って降りるというもの。 カイジの鉄骨渡りみたいなもん。 まぁ意外と余裕にわたる。 ところどころ、おまじないのようなこの男の子独特の謎の言葉が飛び出すんだけど そのシーンがなんか美しい その帰り、妹のマリアはメガネを落としてしまう。 ミケーレはすぐに小屋の近くに走って探しに行く そこで草に隠れた、とたんで覆われた大きな穴を見つける。 興味本位でその穴をあけると、そこには金髪の男の子がいた。 この男の子はフィリッポというんんだけど、 最初見たときはこの子が襲ってくるホラー映画だとばかり思ってたら違った。 どうやらこの子は鎖でつながれて監禁されていて、暗いところに閉じ込められていたせいで 目もろくに見えない。 一体誰がこんなことを?という疑問は残るが優しいミケーレは フィリッポにパンや食料を持ってきたりする 段々と誰がやったことかが、わかり始め ミケーレはフィリッポの為に自分になりに必死に戦い始める。 この映画はホントに綺麗な映画。 怖さの中に美しさがある。 なのに子供たちが可愛すぎて癒されるのなんのって。 ミケーレの美しさは本当に神だと思う オレンジ色の服を着て、金髪美少年フィリッポと一緒にいたら なんかICOというゲームを思い出してしまった。 妹のマリアも可愛い。 びっくりするような豪華な演出とか、そういう映画的な迫力はあんまりないけど すぐに見終わってしまうくらい夢中になってしまう映画でした。 音楽もよくて、久々にいい映画だなーと思った。

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