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ロスト・イン・トランスレーション (2003)

LOST IN TRANSLATION

監督
ソフィア・コッポラ
  • みたいムービー 487
  • みたログ 3,839

3.29 / 評価:973件

孤独の体感演出が素晴らしい

  • my******** さん
  • 2020年7月4日 11時17分
  • 閲覧数 959
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

異文化の中で迷子、自分の人生に迷子、2つの孤独感がよく表現されていた。

前半は異文化の中のビル・マーレイの演技が面白い。もちろん日本の描写は盛っているのだが、根底にあるおかしさや当事者から見たらこんな感じというのはよく表現できていると思う。自分も留学経験者として少し分かる。

ボブとシャーロットが親密になっていく過程がドキュメンタリーっぽくなっていて、余計なセリフがなく、リアルに感じられる。その場面場面を楽しむ2人を写しているのがとても心地よかった。

なにより日本という地と、ホームのはずの結婚相手にどこか不満があるという描写で居場所が無い2人の孤独感が更に強く感じられた。孤独と孤独が自然と惹かれ合う。異国の地での奇跡にして必然的な出会いだと感じた。

そして、これビル・マーレイだから成功したのだとも思った。変ないやらしさがなく、包容力があり、若いスカーレットと一緒に行動しても体目当てのような雰囲気は一切感じない。

日本の描写に納得がいかない人もいるけど、これは「体感」の演出。そう考えると上手く伝わってくる。

一方、情景の撮り方も美しく、ポートレイトのような見栄えがする画もあれば、ハンディでドキュメンタリーチックにおさめる場面もあり、コッポラ監督の日本への愛も感じれる。

孤独という言葉を使わずに、惹かれ合う2人の理由にちゃんとなっている。そんな心情や背景を体感してるかのように映し出すのが上手い作品だと思った。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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