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みなさん、さようなら
2004年4月24日公開

みなさん、さようなら

LES INVASIONS BARBARES/THE BARBARIAN INVASIONS/INVASION OF THE BARBARIANS

992004年4月24日公開

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5.0

ネタバレ野蛮な侵入

 特別この作品に限らないことだが、この作品は邦題で明らかな誤解を受けている。原題の「Les Invasions Barbares」は「野蛮な侵入」あるいは「野蛮人の侵入」であり邦題の呑気さとは全くかけ離れている。故にこの作品は原題を勘案して観なければ作品の良さが理解出来ないはずだ。  実際、昔は様々な女性に「野蛮に侵入」していたが、今は病院に入院している主人公のレミは癌に「野蛮に侵入」され、彼の息子セバスチャンはその病院に「野蛮に侵入」して病院内部を変えてしまい、裏面工作で世界中からレミの友人を病室に「野蛮に侵入」させる。  勿論その「野蛮さ」が一概に悪いとは言えない。例えばセバスチャンの幼なじみの女性の体に「野蛮に侵入」してくるヘロインと、治療のためにレミの体に「野蛮に侵入」してくるヘロインでは同じヘロインでもその意味合いは全く違うだろう。  確かに9月11日アメリカはツインタワーに航空機で「野蛮に侵入」されたわけだが、そのアメリカの今日における発展は「野蛮人たちの侵入=移民」によって成し遂げられたはずなのだ。  この作品はただ親子愛を描いた映画ではない。邦題の意図が全く解らない。

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