2004年4月24日公開
みなさん、さようなら
LES INVASIONS BARBARES/THE BARBARIAN INVASIONS/INVASION OF THE BARBARIANS
99分2004年4月24日公開
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3.0点
…あらすじは、解説のとおり。 大学の元教授が末期癌になり、母親・息子・愛人・知人たちに看取られて最後の日々を送る物語。 このオヤジ、病気とは思えないほどに元気がよく、かつて何人もの女と関係を持ったというエロオヤジ。 このオヤジだけではなく、愛人・知人たちの『おしゃぶり、エンジェル』的な卑猥な話しには多少辟易気味。 いよいよ末期が近づき痛みが激しくなってきたので、姪っ子?(ナタリー)のヘロイン中毒女性を通じてヘロインで痛みを和らげて貰う。 この女性(マリ=ジョゼ・クローズ)が素敵だったので調べてみると、本作で第56回カンヌ国際映画祭の女優賞を受賞したとあった。 結末は、見送る全員と抱擁を交わし、ナタリーが大量のヘロインを点滴の中に注入し、安楽死させる。 その直前、父は息子を抱き寄せ、次のように言って逝く。 『頼みがある。お前みたいな息子を作ってくれ。』 それに続くエンディング曲は素敵だった。 なお、原題は『野蛮な侵入』という意味らしいが、何故か邦題は『みなさん、さようなら』。 劇中で、世界の歴史の発展は『野蛮な侵入=移民』の上に成り立っている……のような発言があったが、『野蛮な侵入=癌』によりこの世を去っても、息子が再び歴史を作ってくれる、と無理無理解釈した。 余談でした…一見の価値はあった。
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