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解説

アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した前作『シュレック』の続編。原作者ウィリアム・ステイグは、本作でキャラクターデザインを担当。米人気番組「サタデーナイト・ライブ」や『オースティンパワーズ』でお馴染みのマイク・マイヤーズやエディ・マーフィ、キャメロン・ディアスらが前作に引き続き声で出演。シュレックの命を狙う殺し屋(猫)の声はアントニオ・バンデラスと今回も豪華な声優が揃っている。全米初登場は1位に輝いた大ヒット作。

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あらすじ

ハネムーンを終えた新婚のシュレックとフィオナは、フィオナの両親へ結婚の報告をしに王国を訪ねる。だが、愛する娘がオーグと結婚したとは思ってもみなかったフィオナの両親をはじめ王国の人はあまり2人を歓迎しなかった。

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映画レポート

「シュレック2」緑色の怪物には緑色の怪物の幸福がある

  巷にあふれる宣伝だけ見ていると、おとぎ話のキャラクターたちが登場するファミリー向けファンタジー・アニメのように見える本作。それはその通りなんだが、同時に○ィズニー的世界の欺瞞を暴く痛快さが喝采を浴びる作品でもある。製作総指揮はドリームワークスの3巨頭のひとり、ジェフリー・カッツェンバーグ。ディズニーをクビになった彼が、ディズニーの自主規制コードをすべて破ることを実践したのがこのシリーズなのだ。

 その第1作「シュレック」ではきっちり「美女と野獣」の逆を描いて01年度アカデミー賞長編アニメ賞を獲得。本作はその路線をより押し進めて、冒頭から「リトル・マーメイド」を思い出させる赤い髪の人魚はフィオナ姫に投げ飛ばされてサメに喰われ、「ピーターパン」のティンカーベルふうの光る小妖精はビンに詰められてランプとして使われる。そんな類のギャグが満載なのに爽快なのは、やっぱり野獣が美男の王子になるのを幸せとする物語より、緑色の怪物には緑色の怪物の幸福があると宣言する物語のほうが、ウソくさくないからだろう。

 ちなみに今回も映画のパロディが満載。「スパイダーマン」や「スター・ウォーズ エピソード2」も大笑いだ。

(平沢薫)

日比谷スカラ座1ほか全国東宝洋画系にて公開中

[eiga.com/8月28日]

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2004年8月28日 更新

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