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真珠の耳飾りの少女 (2003)

GIRL WITH A PEARL EARRING

監督
ピーター・ウェーバー
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3.64 / 評価:739件

解説

17世紀オランダの天才画家フェルメールの肖像画をモチーフにしたベストセラー小説を映画化。妻子のいる天才画家と、彼と運命で結ばれた少女のもどかしくもプラトニックでありながらも官能的な愛の物語が展開する。名画「真珠の耳飾りの少女」のモデルとして描かれる主人公グリートを演じるのは『ロスト・イン・トランスレーション』のスカーレット・ヨハンソン。共演には『ラブ・アクチュアリー』のコリン・ファースらが名を連ねている。17世紀オランダを再現した美術や衣装も必見。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

1665年オランダ。失明した父の代わりに家計を支えるため、画家フェルメール(コリン・ファース)の家で使用人として働くことになった17歳の少女グリート(スカーレット・ヨハンソン)。やがて、その美的センスをフェルメールに認められた彼女は、彼の手伝いをし始める。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

「真珠の耳飾りの少女」芸術作品の裏側に潜む静謐な官能

 「恋におちたシェイクスピア」と同じく、芸術作品完成の裏側に「あったかもしれない」ドラマを紡ぎ出す意欲作だ。フェルメールの同名絵画は「どうやって描いたのだろう」という興味を誘わずにはいられない作品であり、そこから広がった想像力の翼は、実に素晴らしい羽ばたきを見せる。

 まず驚くのは、エドゥアルド・セラの撮影による画面の密度である。フェルメールが絵筆で実現した、柔らかい光と影のコントラスト。それを見事に再現し、一瞬一瞬の映像が、そのまま1枚の絵画のよう。17世紀の風俗と空気が感じられ、息を飲むような美しさ!

 そしてドラマの吸引力に、また驚く。画家の家にある静謐なムード、息詰まるような閉塞感と緊張感。そんな中で使用人の少女、グリートの色彩感覚を見抜き、創作意欲をかき立てられていく画家。そんな彼の態度に疑念を抱き、少女につらく当たる嫁と姑。画家と少女の距離感が、なおさら想像力をかき立てる。台詞は極端に少ないのだが、視線や息づかい、「間」のすべてに官能がにじみ出し、心理的サスペンスがみなぎっているのだ。

 静かなエキサイトメントを呼ぶ、極上の1本。スカーレットの顔が、だんだん絵画の少女そっくりに見えてくるのもマジカルだ。 (若林ゆり)

4月10日より、シネスイッチ銀座ほかにてロードショー

[eiga.com/4月8日]

映画.com(外部リンク)

2004年4月8日 更新

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