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キング・アーサー (2004)

KING ARTHUR

監督
アントワーン・フークア
  • みたいムービー 80
  • みたログ 1,713

3.25 / 評価:305件

ブラッカイマープロデュース

  • TとM さん
  • 2020年11月17日 12時04分
  • 閲覧数 173
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

観たい作品を見つけてから実際に観るまでに何日も開く。そうなると見つけた時と観るときのテンションの違いで戸惑うことがあったり、なぜ観たいと思ったのかわからないこともある。
レンタルするときに違和感はあった。今さらこの「キングアーサー」を自分が観たいと思ったなんておかしいと。

物語が始まりクライヴ・オーウェンが出てきたときにやっぱりおかしいと感じた。
キーラ・ナイトレイが出てきたあたりで一度止め、調べてみると、自分が観たいと思ったのはコレじゃなかった。
ガイ・リッチー監督の「スラムのガキから王になれ!」の煽り文句の「キングアーサー」だった。
ある程度仕方がないとはいえ全く同じタイトルなのには参ったね。そんなわけで皆様もご注意ください。

観たかった作品ではなかったわけだが、折角借りたので最後まで観ることにした。
主役のアーサーを演じるのは、日本での知名度はほとんどなく地味だが、堅実で欧米では人気のあるクライヴ・オーウェン。アーサー王ってこんな感じかなを体現するようなナイスキャスティング。
アーサーの妻にキーラ・ナイトレイ。スウェーデンからステラン・スカルスガルド。デンマークからマッツ・ミケルセン。ドイツからティル・シュヴァイガー。って、おいおい、全方位に媚び売るような人気どころを集めたな。
更に、監督はアントワーン・フークア。音楽はハンス・ジマーだと?爆発的大ヒット狙うような夏のブロックバスター系の超大作じゃないか。
個人的に好みどころが集まって、もしかしたら当たりか?なんて淡い期待を抱いたわけだが・・・

白と黒のコントラストが美しい映像。フークア監督らしさが出たノワール風の渋さ。ほどよいキャストの地味さ。肌を青く塗った戦闘スタイルのキーラ・ナイトレイ。
部分的にみると何も悪いことはないように思えるのだが、なーんか盛り上がらない。

フークア監督は試写の反応が悪かったのでエンディングを変えたと話していた。
フークアはほろ苦さも持ち味だと思うのに、あんな取って付けたようなハッピーエンディングで、この人はアホなのか?もしくはそんなに興行が心配だったのか?と考えたが、よくよく調べてみるとアホなのはフークアじゃなかった。
内容のない爆発映画を作らせたら天下一品ジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーのアメリカ映画だったのだ。
キャストのほとんどがイギリス人だったからイギリス映画だと思い込んでいたけど、アホのブラッカイマーがプロデューサーでは仕方ない。
ブラッカイマーはヒットメーカーだからもちろんアホではないんだけど、アホなアメリカ人にウケるアホな作品を作るのが上手いズル賢い人。一瞬の煌めきを大切にするエンタメ至上主義で、とにかく作品に深みがない。

思い返してみるといかにもブラッカイマーらしい、よくわからんことの連続だった。
取って付けたエンディングと既に書いたけれど、どこもかしこも取って付けたようなつぎはぎ感。
降ってわいたような軽ーい王。騎士の魂どこ行った?

ブラッカイマー作品の場合つまらないわけではないのは良いのだが、安定の軽さで、言葉は悪いがおバカ映画の域を脱しない作品でした。
大爆発お気軽ハッピーエンディングのブラッカイマーと、渋くてほろ苦いフークアでは相性悪かったように思う。
ところで本作はヒットしたのかな。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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