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ドリーマーズ (2003)

THE DREAMERS/I SOGNATORI

監督
ベルナルド・ベルトルッチ
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3.36 / 評価:137件

ヌーベルバーグへの憧憬

  • 一人旅 さん
  • 2019年3月21日 10時23分
  • 閲覧数 466
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

ベルナルド・ベルトルッチ監督作。

60年代後半のパリを舞台に、自由奔放な双子の姉弟とアメリカ人留学生の風変りな関係性を描いた青春ドラマ。

2018年11月に逝去したイタリア映画界の巨匠:ベルナルド・ベルトルッチが英国人作家:ギルバート・アデアの同名小説を映像化した異色の青春ドラマで、マイケル・ピット、エヴァ・グリーン、ルイ・ガレルの若手3人が織りなす不可思議な関わり合いに惹き込まれる一篇となっています。

1968年、5月革命前夜のパリを舞台に、映画を愛するアメリカ人留学生:マシューが双子のフランス人姉弟:イザベル&テオと出逢い、彼らが暮らすアパルトマンで共同生活を始めるが、やがて3人は友情とも愛情とも異なる奇妙な絆で結ばれていく―という異色ドラマで、紅一点のエヴァ・グリーンがフルヌードを惜しげもなく披露している他、マイケル・ピット&ルイ・ガレルとの肉感的絡み合いが官能的に映し出されています。

フランス・ヌーベルバーグへのオマージュを捧げた、映画好きにとって特にたまらない一篇になっています。『勝手にしやがれ』のジーン・セバーグの台詞の引用や名優:ジャン=ピエール・レオの顔見せ、『はなればなれに』のワンシーンの再現等、ゴダールやトリュフォーを始めとするヌーベルバーグの巨匠達や彼らが崇拝する『少女ムシェット』のロベール・ブレッソンに対するベルトルッチの愛着と敬意が色濃く表れています。また、ヌーベルバーグのみならず『フリークス』や『トップ・ハット』、『暗黒街の顔役』のハワード・ホークス、『街の灯』のチャールズ・チャップリンと『キートンのカメラマン』のバスター・キートンの対比、『ショック集団』のサミュエル・フラー等々、往年のハリウッド映画人に対するオマージュも散見されます。

兎にも角にも、エヴァ・グリーンら役者陣の体当たり演技に衝撃が走る官能青春ドラマ。ゴダールらが映画を作った60年代パリの時代感覚をそのまま再現した風景も格別であります。

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