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殺人の追憶
2004年3月27日公開

殺人の追憶

MEMORIES OF MURDER

PG121302004年3月27日公開

hor********

3.0

後半が典型的韓国風ドラマ

農村で美女をターゲットにした連続猟奇殺人事件が起き、地元の刑事にソウルから来た刑事も合流。前者は昔ながらの違法な拷問自白強要捜査、後者は書類に基づく科学的な捜査をおこなう。両者はいがみ合いながらも徐々に犯人像を絞り込んでいく。 前半は捜査状況が二転三転するなか犯行の共通事項を発見したりして見所がある。 しかし後半はグダグダ。途中で登場する重要参考人は、明らかに冤罪臭がぷんぷんするのに、刑事達はその者にずっとこだわり、捜査労力と上映時間を割きまくり、間違った地点をぐるぐる廻るだけ。進展がない。言い訳のように細部にこだわって時間を取られる、まさに往年の韓国ドラマの様な展開に飽き飽きしてくる。 前半が期待値高かっただけに、残念な映画である。 犯罪地区となった農村風景が、下手な日本のTVドラマよりずっと日本風で郷愁を誘う。それは、日本でも存在した(今も存在する)自白強要の古めかしい捜査体質を象徴する風景なのかもしれない。田舎にありがちな古い因習と捜査のしげみの中に、本来はあぶり出されるべき真犯人がずっと潜んでいる、そういう風景が重なる。

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