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ポーラー・エクスプレス (2004)

THE POLAR EXPRESS

監督
ロバート・ゼメキス
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3.67 / 評価:447件

解説

絵本「急行『北極号』」をフルCGで映画化。4児の父親であるトム・ハンクスが子供たちに繰り返し読み聞かせていた絵本の映画化を企画し、ロバート・ゼメキスとタッグを組んだ。本作でトム・ハンクスは父親、車掌、ホーボー、サンタと4役もの声を使い分けた。通常ではありえない視点や疾走する乗り物の窓の外の景色など、アトラクション・ムービーとしても楽しめる。スティーヴン・タイラーが劇中CGキャラクターで出演し、曲を披露しているのも見逃せない。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

クリスマスイブの夜、サンタを信じなくなっていた少年は、サンタの鳴らす鈴の音はもう自分には聞こえないと思い込み、ベッドで眠りにつこうとしていた。そして、時計が11時55分を指した時、突然、ごう音とともに巨大な蒸気機関車が近づいて来た。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2004 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
(C)2004 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

「ポーラー・エクスプレス」「トム・ハンクス有効利用」のやりすぎでは……

 原作は、たった10数ページのシンプルな絵本。美しく、静謐な雰囲気が魅力のクリスマス・ファンタジーだ。ゼメキス監督が目指したのは、原作のイメージから観客を映像でしか体験できない旅に連れだし、ワクワクする冒険と心の動きを経て、原作と同じ余韻で包み込むこと。そして監督のサービス精神は、ときに暴走機関車のよう。スリルに満ちた派手なアクションやミュージカル場面に力が入りまくりなのには笑ってしまった。原作ファンには「脱線」と写るかもしれないが、これでこそゼメキス印の娯楽映画! 情感豊かな場面との、緩急のつけかたもいい。「動く(いや走る?)絵本」としての醍醐味満載だ。

 ただし「絵」が中途半端にリアルなぶん、特に人物の不自然さが際だってしまったのは残念。そして、それ以上に気になったのが「トム・ハンクス有効利用」のやりすぎである。彼の表情をキャプチャーし、主人公の子供を含めた5役のキャラに注入。子供以外は声もハンクスだ。これが問題。彼の声が特徴ありすぎなだけに、作り手の思惑が見えてしまう。「信じる」ことがテーマだというのに、ハンクスのやりすぎが観客の「信じる力」を止めてしまうのだ。子供の表情を大人がやる必要があったのかも、激しく疑問なのだ。 (若林ゆり)

丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にて公開中

[eiga.com/12月3日]

映画.com(外部リンク)

2004年12月3日 更新

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