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ケリー・ザ・ギャング (2003)

NED KELLY

監督
グレゴール・ジョーダン
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  • みたログ 202

3.38 / 評価:28件

アウトローの英雄の切ないお話

  • hjakeath8 さん
  • 2010年4月4日 23時34分
  • 閲覧数 788
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

とにかく精悍で超男前でカッコイイ、ヒースが見れる作品!
オーストラリアで知らん人はおらんという伝説のブッシュ・レンジャー
(=山賊・盗賊の総称だったらしい。)ネッド・ケリーを演じております。

かなりの秀作なのになぜか日本では劇場未公開。
当時『ロード~』で大人気となったオーリーが、共演というにも拘らず、その
存在があまりにパッとせんので、配給会社が興行を見合わせたんでしょうか?
(ついでに言えば、この映画の共演でヒースと交際を始めたナオミ・ワッツも
綺麗だけどなんか、地味くさくてパッとしません...)
ロードショーのオマケには、ポスターもついていたぐらいなんですが...。

ま、そんなこんなはおいといて“ケリー・ザ・ギャング/The Kelly Outbreak”
彼の地ではそれほどまでに有名なのに私は、全く知りませんでした。
言うなれば豪州版“ビリー・ザ・キッド”ですね。
生まれも1855年と1859年と、ほぼ同世代だし。

でも、西部の無法者でしかないようなキッドと犯罪者集団だったといえど、
警察権力に立ち向かい、民衆に人気があって、その勇敢さを今なお 称えられ
オーストラリアの神話となったネッド達とは基本的その背景が違うようです。

アイルランド系の両親の元、農村の8人兄弟の長男として育ったネッドは、
その貧しさとアイルランド囚人だった父親のためか、絶えまない警察の
嫌がらせを受け、16歳で馬の窃盗容疑で刑務所入り。

 冒頭、そのエピソードのところでヒース扮する若きネッド君が迷いこんだ
 白馬にキスするシーンはウットリ♪
 思わず「馬になりたい...」などと思ってしまいました。
     (↑文字通り馬鹿です。すみませんっ!)

その3年間の服役後から物語は本題に入っていくわけだけど、彼は警官によるでっち上げの罪をきせられたことから、社会的犯罪者となってしまいます。
警察の嫌がらせの根底には、オーストラリア植民地北東地域においても裕福な支配者=権力者であるイングランド人によるアイルランド系住民に対する差別や侮蔑なんかもあるんですよね。

そういうことからもアウトローとはいえ、虐げられた貧者達の英雄となったのが
このネッド・ケリー(とその仲間達)なわけです。
逆境に直面したとて、その勇気ある行動や仲間への忠誠を貫いたネッド・ケリー。
最後はとても切なくて泣ける良い映画でした。

思い切りネタバレですが、少年時代に沼で溺れた子供を助けて褒美もらった緑色の帯の
話とか終盤のヒースの表情に、ウルウルなりました。
本物のネッドの自家製甲冑を着用した時、ジャストサイズだったということですが、
こういう『切ない』系の役をやらせたらヒースの右にでるものいませんよね。

南アから派遣されてきた警察総統役のジェフリー・ラッシュも、その存在感で画面に
重厚感がでるからさすがスゴイなぁ~と思いましたが・・・。
そして私的には、米ドラマのBrothers & Sistersのサラ姉さんが出ていたことに
最近、気づいて嬉しかったですね。

画像もセピアがかったような綺麗なものでオーストラリアらしさを出すためか、
小動物が効果的に映っていました。
こういう細かい演出も結構良かったと思うのですが。

で、特典映像で知ったのですが、なんとミック・ジャガーが1970年にネッドを演じていたそうです。
なんかイメージ違いますが、比較してみると面白いかも。
特典映像でもひとつ言っておくと、コメントをするヒースの寝グセ頭?が可愛い♪
そして、もひとつどうでもいい話ですが、『ソディアック』見たとき、犯人の格好が
このネッド・ケリーの甲冑姿とダブりましたが、別に関係ないですよね(>▽<)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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