あらすじ・解説
ジンテ(チャン・ドンゴン)にとって婚約者と弟のために働く日々は貧しいが幸福だった。だが、朝鮮戦争が勃発し兄弟は強制徴用される。ジンテは弟を除隊させるため軍隊で英雄になることを決意し、危険な任務を遂行し続けるが……。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(158件)
- hir********
5.0点
戦争映画は映画の歴史で数多の作品があるが、朝鮮戦争を描いた映画を数えてみると、少なくとも日本で上映されている数は非常に少ない。大東亜戦争の中で戦火にはそれほど見舞われなかった地が、戦後の東西の対立の攻防で民族が分断され、国家が戦場になるという悲劇。日本も本土決戦の前に終戦を迎え、国土も被害を受けたが本土が戦場となる事はなかった、朝鮮半島で何が起こったかを韓国の目で描き教えてくれた稀有な映画。もっと映画が数多く作られてこなかった事に不思議を感じるが、、、戦争が平穏に暮らす人々を、抗うことのできない流れが呑み込んで行く姿が見事に描いた秀作。南北、同じ民族が軍事政権下の中で行われた理不尽な事実も描かれていた。 それも映像の技術が臨場感を作っていて、国策としての韓国映画界の育成が、釜山工業界などが取り組んだハリウッドと技術的な交流が功を奏していると感心しました。映像のクォリティーが感動を生み出す、映画の醍醐味とも言えますが、それを実感しました。
- cbw********
4.0点
ネタバレすれ違う悲しき兄弟愛?
このレビューにはネタバレが含まれています。 - flo********
1.0点
戦争にはそれぞれ思想や信念、宗教があって、それがぶつかり合ったときに起こります。互いに自分が正しい、正義だと思い衝突する。戦争という行為自体は悪ですが、人間と人間が自身の信念に持ってぶつかり合うことに悪はないと思います。が、この兄にはそれがありません。あるのは家族で幸せになりたいと思う気持ち。それ自体はすごく大切なことだと思いますが、兄は弟を守るために、たくさんの北朝鮮の人々を殺します。あげくには今まで共に戦った南の人々までも。たった1人の自分の大切な弟を守るために。 その先に未来はあるのでしょうか? そして残った弟はたくさんの屍の上に立つのです。そこに幸せはあるのでしょうか? 戦争はこのような人間のエゴイズムが積み重なって生まれるものだと思います。それ訴えているのであれば素晴らしい映画だと思いますが、残念ながらこの兄弟に同情させるような映画にしか見えません。
- うさ公
3.0点
チャン ドンゴンの白熱した演技だけはハリウッド映画に通用するかもだけど、設定が出来過ぎた感あり。 たまたま兄嫁が捕まって連行される日に偶然家に帰るとか、出来過ぎたシーンが韓流ドラマぽい。 兄ジンテはあのまま戦争で生き残っても、大隊長撲殺と北軍に寝返った反逆罪に問われ無事には済まなかったと思うし、赤の共産党員に協力して処刑された嫁がいた一家がその後普通に生活可能なのか…色々不思議。 戦争映画好きは、最初の戦争始まるまで韓流ドラマのようなシーンは不要。
- bat********
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。
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