あらすじ・解説
高校を卒業して1年、証券会社に就職したヘジュ(イ・ヨウォン)は男性社員にも気に入られ順風満帆の社会人生活を送っているように見えた。しかしヘジュはそんな自分に満足はしていなかった。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(22件)
- kun********
2.0点
大して関係なさすぎでしょ 取り留めもない群像劇 仲良し女子高生グループが卒業後それぞれの生活に歩みだす まぁありがちなありがちでこれといった見どころもなく OLの女優はなんとなくともさかりえに似てる気がする そんな程度ですね
- mat********
5.0点
公開時には観ていないので初見。 シネマートさんの特集上映で観る機会を得た。 韓国映画にハズレなしが持論だが正直あまり期待していなかった。 それでも韓国映画なんだから邦画と違ってハズレというほど悪くはないだろうと思っていた。 ところがこれがめちゃくちゃ良かった。 今年観た作品でベスト。 商業高校の同級生5人組の女の子の友情と葛藤を描く。家事手伝いで食い扶持には困らないが家族からお手伝いさんみたいな扱いをされている友達想いのテヒ。コネで一流証券会社に就職したものの学歴の違いで雑用係に終始せざるを得ないヘジュ。 早くに両親を亡くし、祖父母と3人で倒壊寸前の家で極貧生活を送るジヨン。 そして気楽で明るい双子姉妹。 テヒを演じるペ・ドゥナが圧倒的に可愛いし、役柄的にも魅力的なのだが、観ているこちらはジヨンを応援したくなる。 極貧を何とかしたいが祖父母もいてどうすることもできず、貧しさゆえに仲間たちと対等に付き合うのが難しくなってくる。無理に会いたくないというのも本心だし、特に金持ちのヘジュとの間には壁ができる。 不機嫌な表情をしていてもやっぱりジヨンが不幸にならないよう観ているこちらも祈ってしまう。 そして、あまり深く後先を考えないが、とにかく友達想いのテヒが救いだ。 女の子の友情物語なんて理解できないかもしれないという、最初の心配はまったくの杞憂で、もう心に響いてたまらなかった。 観終わって家でラストを思い出して涙が溢れた。観ているときは泣かなかったのに。本当にもう素晴らしすぎた。 やっぱり韓国映画にはハズレなし。
- bakeneko
5.0点
ネタバレもう子猫じゃないんだけれど…
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ner********
5.0点
『サニー 永遠の仲間たち』に近いかなと思いましたが、 あちらより良い意味で静かに、淡々と物語が進む印象でした。 しっとりと楽しみたい方には特におススメだと思われます。 学生時代とても仲の良かった仲間達が、 様々な環境で暮らしていく内に色々なものを心に抱えていく… どんなに楽しい時間を共有した仲でも離れていってしまう寂しさを感じました。 人間関係から解放されるように旅立つ者、 苦境の中でも支え合うように生きていく者、 仲間はそれぞれの道に分かれていくけれど、皆一生懸命に生きていく姿が心に響きました。 猫は何を表していたのか、それはそれぞれの捉え方次第なのでしょうが… 私は初め社会のしがらみとか、彼女達に残る僅かな繋がりとかを想像したのですが、 ラストの方で双子が見ていたあの番組で、もしかしたら猫は彼女達自身を表していたのかもしれないと感じました。 彼女達がそれぞれ、飼い猫として生きるのか、野良猫として生きるのか… ほろ苦い友情物語でしたが、観賞後とても清々しく感じられました。
- mos********
5.0点
若い女の子の顔に、明らかに不自然な二重(ふたえ)を見ることがある。 まぶたの下に、またまぶたがあるように見える。 閉じたとき、厚紙に折りグセをつけたような、大仰な折り線が見える。 それらはガツンと目に入って、目が離せなくなる。そして、その女性の美醜に対する執着心や虚栄心を想像してしまうと、もう、その女性の内側を見ようと思わなくなる。 顔に現われる人工的な修正に、意外に、人はよく気付くものだ。そして彼女が女優でもなければ、その痕には哀感しか覚えない。 男は、江口のりこやこの映画のオク・チヨンの顔がすごく好きだが、この美意識を理解する女性は少ないと思う。 顔に、華やかさや濃さを加えるなら、二重がいちばん効果的で、二重は性格の明るさをも演出してくれる。依存したい気持ちはよく理解できる。 でも「子猫にお願い」を覚えているのは、ペ・ドゥナではなくオク・チヨンが忘れられないからだ。このひとの、美しく寂しそうな顔が忘れられない。 映画のキャラクターは、残酷なほど、顔に比例した背景を負っている。 テヒ(ペ・ドゥナ)は中産階級で親切。ヘジョ(イ・ヨウォン)は金持ちで冷淡。ジヨン(オク・チヨン)は貧乏で寡黙。双子は明るい盛り上げ役。 この印象操作は見事で、本当にそんな風にしか見えない。逆に言えば、それは、普段の生活で私たちが無意識におこなっている、顔による性格の分類や先入観を裏付けてしまうことでもある。 でも、そうわかっていても、ジヨンに惹かれる。 狭い苫屋に弱った老親と暮らし、当てもなくテキスタイルを描き、長身で言葉少なく、いつも、つまらなそうな顔でポケットに手をつっこんで歩く、彼女に対するシンパシーが、どうすることもできず、溢れてくる。 映画では、少女達の現実と遊興と愛憎を活写することで、うさん臭い社会が垣間見えます。そしてそのうさん臭い社会に、なんとか向き合っていこうとする少女たちの姿を、インスタレーションを見るようなデジタルな感性で描いています。 当時見たときは完全に目鱗で、隣国を感心できなくても、少なくとも映画については感心せざるを得ないと思った一本です。
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