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愛欲の港 (1948)

HAMNSTAD

監督
イングマール・ベルイマン
  • みたいムービー 1
  • みたログ 6

3.00 / 評価:2件

味わい深い作品

  • lapalonba さん
  • 2007年12月7日 12時01分
  • 閲覧数 162
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

最近ベルイマンの作品を好んで見るようになりました。この作品は彼の5作目、とのことで随分古い作品なので、時代的なこともあるでしょうが、拙さと初々しさを感じます。

邦題の「愛欲」とつけた意味はよくわかりませんが、母親との確執のせいで暗い過去をもった恋人を受け入れられない男が、そんな自分を許せず苦しみながら、最後には自分の中に「愛」を見つけ逃げ出すことをやめ、恋人を自分の人生とともに受け入れていく物語です。
面白いところもたくさんありました。今の時代で考えると、なんでそのくらいのことで更生施設に送られるのか、なんでここで警察につれていかれるのか・・・母親が家庭での教育を放棄したせい、というのはわかりますが・・・。とにかく彼女は「不良」のレッテルをはられていた事が大きなテーマなのですが、ちょっと無理矢理的にも感じましたね。
ベルイマン監督で「秋のソナタ」という作品では、母と娘の確執が執拗なほどに深く掘り下げられていて、心理描写が心に残った作品もありますが、それと比べると随分アッサリしたものでした。
もっと面白かったのは、殴り合いのケンカのシーンとコメディの映画を見て笑っている観客のわざとらしい演技。今だったらとても「OK」が出せる演技ではないとシロウトの私でも思うくらい。なんですが!それがなんかいい感じに映画に溶け込んでるんですよね。不思議・・・その拙さがこの作品をとても味わい深いものにしている気もします。

でも、それ以外の演出はさすがに見事なもので、二人の苦悩する感情の表現などに引き込まれていったし、一緒に働いている仲間との会話も洗練されていてよかったです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ロマンチック
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