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スプリング・ガーデンの恋人

ali********

4.0

フレンドリーで快活な女性に芸術家も・・・

夢物語みたいで、「いくらコリン・ファースでもこんな結構な役をもらって許されるのか」とあきれた・・という程ではありませんが。恋人と別れてニューイングランドに旅に出た英国人の画家が、小さな町で気の良い素敵な女性と出会って云々、というラブストーリー。 (逆のストーリーとして、メキシコに旅に出た作家が妖艶な女性のワナに落ちる『ハーベスト』★レビュー済み、があり、大いに教訓的です。) 主人公の女性は善良で快活で魅力的だが、男の方は渋い顔をしていてもうまく行くものだろうか。必ずしも魅力的な男性として演じられていないが、画家というのが、「芸は身を助ける」結果になったのか。よくわからないまま、オペレッタのように多少の障害を乗り越えて、ハッピーエンドになってしまった。 ハッピーエンドでよかったとは思います。たしかに、男性にとって、フレンドリーで快活な女性はありがたい存在です。「宝物」のようなものです。こう書くと、フェミニズム(一応、男女同権論者の意味)の人には叱られるかもしれませんが。まあ、そんなありがたい女性に偶然出会って、コリンファースも渋い表情を少し崩し、それがラブストーリーにつながったという流れなのでしょう。男性がリードしないというのは、この種の映画としては、欧米でも日本でも珍しい。 イギリス男とアメリカ女性は、相性が良いのか。『マーサ・ミーツ・ボーイズ』もそんな話だったし、『ラブ・アクチュアリー』(★レビュー済み)にもそれが違和感のあるサイドストーリーとして入っていた。ニューイングランド地方だから差は小さいかもしれないが、この映画は、英米文化を比較する楽しみもある。 お正月(明け)にレビューするにふさわしい、まことに縁起の良い映画なのです。 今年もフレンドリーな人と付き合い、自分も(無理をしない範囲で)フレンドリーに振舞えますように!

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