トップをねらえ2!
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(5件)
- kun********
5.0点
言わずとしれた傑作アニメの続編 2の冠を被っているが実質庵野は関わっていないと言っても差し支えない 世の評価は当然アニメ史に燦然と輝く人類の宝世界遺産と呼んでも何ら差し支えない前作とは比べるべくもなく でもこれ名作なんですよねぇ すべてのクオリティが水準以上 ツボを抑えたつくり 前作をリスペクトし踏襲しつつキッチリと独立した作品として仕上げてある まぁ実力派制作陣が揃ってますし当然といえば当然 この時代のガイナは輝いていた なお当方はチコちゃん派です!
- 逃げ隠れどーなってるの!?
4.0点
個人的にはラルクが好きです
- ts3********
5.0点
ニコラの足掻きが生々し過ぎる。ブザマだ。 でも、その様を笑う気はないし、そもそも笑えない。というか、笑う資格がない。 意図せず手にした異能「トップレス」が、彼らの人生を狂わせる。 物心がつくころには、周囲のその他大勢は、彼らにすがり、頼り、かしずくだけの存在であり、トップレスを有する者の中には、それこそが己の個性であると信じてしまう者すらいる。つまり、周囲の対応が彼らに不幸な勘違いを起こさせる。 だが、それは仕方がない。 封建時代を考えてみれば、容易に想像がつく。お殿様の子供が底抜けにわがままなのは、その子供に責任があるわけではなく、その時代の体制のせいなのだ。自らわがままになろうとしているわけではない。矯正することをせず、わがままを放任しているだけ。ならば、彼らが如何にして自分のわがままに気付くことができよう。わがままである自覚が無いだけに、必要とされるのは、彼らの脆弱な精神基盤をカバーしてくれる周囲の存在なのである。その周囲が消えた時、彼は本当の意味で不幸になる。明治維新がそれである。 彼らのわがままが許される理由は、ひとえに「トップレス」を有しているからに他ならない。人類を救う唯一にして絶対と思われた天賦の異能。ひたすらその一点のみがクローズアップされ、人間性も倫理観も、そして理性に関しても全く言及されない。そして周囲はそれについて言及しないだけでなく、「トップレス」以外の部分を看過することに徹している。 このことがどれだけ「トップレス」たちの心を繊弱で打たれ弱いものにしてしまっているのか、その影響は計り知れない。 艦隊勤務中のニコラの台詞は凄絶だ。 自分たちは単なる乾電池に過ぎない、という彼のひと言は、至言という他ない。 そう、彼らは使い捨て要員なのだ。いずれは能力を失する者達。そのことを知っているからこそ大人たちは彼らをヨイショし、下手に出、調子に乗せるのだ。自分たちの身を守るためならば媚態行為も辞さない。時間は限られているわけだから、なおさらそんな行為も取り易い。この作品における大人たちは、実に大人らしい。これこそ大人というべきだ。大人は、これくらいで丁度いい。 そんな洗礼を受け、人類を守る「トップレス」だった自分を乾電池であると言い切った時、ニコラは幼児期を脱したのだろう。 ただし、ニコラの人間的成長は、ケースとしては不幸な部類といえるのではなかろうか。「トップレス」の中には、「あがり」に対し従順なものもいる。カシオのように引きずる者もいる。チコのように既に達観し切っている者もいる。双子のように足掻き続ける者もいる。 ニコラは、足掻いた。 自らの足を、自らの力で持ち上げて、前進したわけではない。 前進しないように両足を踏ん張っていたのに、背中をグイグイと押してくる時間の圧迫に負けて、一歩踏み出してしまった。 彼は成長したくなかった。いつまでも子供でいたかった。が、時間がそれを許さなかった。大人にならざるを得なかった。大人に「させられた」。 ふと、自分はどうかと考えてみて、それほど重大に考えていなかったことに気付く。勝手に年齢を重ねて、勝手に大人になっていた。 しかし、それは自分が凡人だから何とも思っていなかったからであって、もしも自分に年齢制限のある能力があったなら、そんなふうにボケっと時間の経過を眺めることなどできなかったはずだ。 ニコラは醜態を晒した。が、それは、カタチは違えど、誰でも一度は必ず経験している姿に違いない。 いずれにしろ、時間は強制である。踏みとどまろうとしようがしまいが、時間の圧力には敵わない。年齢を重ねれば、それなりの人間性を求められる。人は時間により成長「させられる」のだ。 ニコラの成長は、この物語をドラマチックなものにしていると感じた。
- ********
4.0点
お話が「トップをねらえ!」からかなり大きくなって、しかも楽しめた。前作にはない精神分析的なノリ(フロイト)は脚本の榎戸さんのせいでしょうか?うまくつながっているので、前作との間を埋めれば「トップサーガ」が出来る。 どうしても比べてしまいますが、ロボットに助けられる、というところが「時代」の違いです。「努力と根性」をロボットに教えられ、子供から大人になる少女が地球を守る。前作で凝っていた「理論」を今回は振り回さず、さらにめちゃくちゃやっちゃうところもいい。
- Hachiwake
5.0点
前作のトップをねらえとは、まったく関係ありませんが、ストーリー、映像、演出ともすばらしいできです。エバ以降、ぱっとしないガイナックスですが、やればできるんですね。ぜひ、がんばっていい作品を作り続けてほしいです。エバにとらわれすぎですね。
スタッフ・キャスト
人名を選択するとYahoo!検索に移動します。