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プリンス&プリンセス
2004年8月7日公開

プリンス&プリンセス

PRINCES ET PRINCESSES/PRINCES AND PRINCESSES

702004年8月7日公開

eri********

5.0

6組の男女の物語

 最初から心奪われてしまいました。  今まで私の知っている“影絵”っていうのは…犬とかカニとか蛙とか…手で作るやつでしたよ。  そうか、これが影絵か。    どの話も大好きです。男女どちらにも魅力を感じます。 1.プリンセスとダイヤモンド  細かい衣装や蟻やダイヤ…一見見えなさそうな表情も感じ取れてしまう。黒い紙に穴をあけて光らせたというダイヤのシーンですが、奇跡が起こる瞬間にふさわしい美しさでした。  2.少年といちじく  元々、象形文字で書かれた物語だそう。ただ、違いは男女出るようにファラオを男→女にした点。この話では行政官の汚さがよく出てて好きです。伝令が首をはねられるのはシェイクスピアなどの話ではよくあるそうですが、この話が元となっているそうです。 3.魔女  お城に住む魔女というだけで、城に入るだけのためにあらゆる攻撃を仕掛ける。しかし傷つけてどうにかしようと言うのは間違いで、話し合いから解決が生まれることがあるんだ、というメッセージも感じ取れました。彼女は魔女と言うよりも、独特な創造家、という感じです。 4.泥棒と老女  北斎の浮世絵との融合が何とも美しいこの作品。舞台は平安時代、日本のお寺だそうです。なんとも不思議で、泥棒に同情してしまうくらいの面白さもありました。 5.冷酷なプリンセス  この話が6つの中で一番好きです。題材はグリム童話の『海の野うさぎ』。果たして地上で唯一監視されない場所とは…?金が無くても知性がある、器用さがある、心がある男性がとても素敵でした。 6.プリンス&プリンセス  何とも皮肉なこの作品。自分勝手な2人の男女の話。大きく小さく姿が変わるのは見ていてとても楽しかったですね。最後は初めの姿に戻ると思いきや…そうはいかないイジワルな感じも好きです。  6つの国の6人の男女(おうじさま・おひめさま)のお話。とても心が癒されました。

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