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ベルヴィル・ランデブー
2004年12月18日公開

ベルヴィル・ランデブー

LES TRIPLETTES DE BELLEVILLE/THE TRIPLETS OF BELLEVILLE/BELLEVILLE RENDEZ-VOUS

802004年12月18日公開

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4.0

とにかく魅力なのがデフォルメとシュールさ

’03年度の第76回アカデミー賞では長編アニメ映画賞と歌曲賞の2部門にノミネートされたフレンチ・アニメの傑作。 架空都市を舞台に、誘拐された孫を救おうとする老婆の冒険をノスタルジック&シュールにつづる。 戦後のフランス。 自転車レースに参加した孫を、マフィアに誘拐されてしまった老婆。 小さなボートで孫が乗せられた大型船を追ううちに、老婆と愛犬ブルーノは巨大都市“ベルヴィル”へとたどり着く。 今回、今回は5864日振りのスクリーンでの公開というリバイバル公開です。 監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督は、「パリ・ジュデーム」や「イリュージョニスト」のシルヴァン・ショメ。 声優は、「イリュージョニスト」のジャン=クロード・ドンダ、「アメリ」などのミシェル・ロバン、モニカ・ヴィエガスなど。 音楽は「アップサイドダウン 重力の恋人」などのブノワ・シャレスト。 原題「Les Triplettes de Belleville」 映倫区分G 2002年作品 フランス=カナダ=ベルギー合作作品 配給はクロックワークス 上映時間80分 大好きな作品なんです。 DVDも持ってます。 今回のリバイバルで、もう一度劇場で観ようと思いました。 この映画は評価も高かったので、世界中にファンがいます。 私もその一人です。 初めて公開された2002年頃は世の中はCG作品に軸足を移していった。 そんな中で、2D手描きアニメーションにこだわったこの作風がとても大好きです。 とにかく魅力なのが、この絵とシュールさ。 人物の顔や体、街、船などに過剰なまでのデフォルメが加えられている。 このデフォルメがとても不思議な動きをします。 もの凄く、クセがつよいんじゃぁ。です。 多少グロテスクな感じはするんですが、これがなぜかノスタルジックさを感じさせる。 可愛らしくて、それでいてダーク。 このバランスが見事です。 ストーリーはとてもわかりやすくシンプル。 クライマックスの、ばあちゃんたちとマフィアの追いかけごっこの展開も面白い。 全編ほとんどセリフといったセリフのない映画です。 主人公のおばあちゃんも、喋りません。 喋らないけど、デフォルメされた絵が最高に可愛い。 表情や動きが、とにかく可愛い。 それにワンコのブルーノ。 これが最高に可愛い。 ブルーノはワンワンと吠えまくってます。 それに音楽。 これがまた粋。 エンドロールの音楽もいい。 シルヴァン・ショメ監督が敬愛するジャック・タチ、マックス・フライシャーのアニメーション、チャールズ・チャップリンら監督の少年時代、50年代を彩るさまざまな著名人への愛に溢れたオマージュが捧げられています。 随所に散りばめられた、あそび心たっぷりのたくさんの仕掛けも見逃せないですね。 この辺りが非常に魅力的な作品です。 カンヌ国際映画祭では、特別賞、犬のブリュノに対して、パルム・ドッグ賞というの受賞しています。 いいですね〜シャレが効いてますね。 なんか、全てにおいて、観客に媚びてない感じがします。 それがとてもいいですね。 ■興行収入予想 興行的には、現段階では上映館数10館と少ない。 7月9日(金)から全国順次公開中。 初回公開は、日本では 2004年12月18日公開。 フランスでは 2003年6月11日公開。 製作費は800万ドル。 興行収入は1470万ドル。 日本の興行収入はわかりません。 今回は5864日振りのスクリーンでの公開というリバイバルです。 初登場圏外スタートでした。 最終興行収入は800万円くらいか。 星4つ(5点満点) ★★★★

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